第5話

兄、やりすぎ注意!?文化祭ステージで事件発生
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2026/05/02 13:34 更新
「次は〜軽音部のライブでーす!」

体育館は大盛り上がり。

文化祭のクライマックス。

私はクラスの仕事も終わって、

ちょっとだけ一息ついてた。


(さすがにもう今日は平和でしょ…)

…そう思った自分を殴りたい。
じゅり(三男)
なぁ
後ろから声。

振り向くと、

樹お兄ちゃん。
じゅり(三男)
ちょっと来い
あなた
え、なんで?
じゅり(三男)
いいから
嫌な予感しかしない。

でも逆らえない。


連れて行かれたのは、

体育館の裏口。
じゅり(三男)
ちょっと待ってて
そう言って、お兄ちゃんは中へ。



(え、なにこれ)

(絶対ロクなことじゃない)


その時、体育館の中がざわつき始めた。
クラスの人
え、なに?
クラスの人
トラブル?
クラスの人
誰か出るの?
次の瞬間
「えー予定を変更して、スペシャルゲストです!」
…は?


スポットライトがステージに当たる。

そして──
全員
どうも〜
聞き慣れすぎた声。


そこにいたのは、SixTONES
あなた
は?????
声出た。普通に出た。


会場、一瞬フリーズ。


からの
「ええええええええええええ!!!!!!」

大爆発。

「なんで!?!?」

「本物!?!?!?」

「文化祭だよ!?!?」

そりゃそう、普通来ない。

私は裏口で頭抱えてる。


(なにしてんのあの人たち!?!?)


その時、ジェシーお兄ちゃんの声。
ジェシー(五男)
今日は特別に〜
ジェシー(五男)
ある子のために来ました!
やめて!それ以上言うな。
ジェシー(五男)
その子は〜
やめてやめてやめてやめて
ジェシー(五男)
あなたでーす!
終 了 。
 


会場の視線、全方向から私へ。

「え、あなた!?!?」

「え、あのあなた!?!?」

「え、主役じゃん」

逃げ場ゼロ。

ステージから手振ってくる兄たち。
しんたろー(六男)
来いよー!
行くわけないだろ。

…でも。

クラスメイトたちが背中を押す。
クラスの人
行きなよ!
クラスの人
主役でしょ!
クラスの人
早く!
いや主役じゃないから。ほんとやめて。

でも結局、

私はステージに上がることになった。

ライト、まぶしいし人多すぎ〜
ほくと(四男)
お前今日が一番目立ってるな
北斗お兄ちゃんが小声で言う
あなた
誰のせい!?
しんたろー(六男)
まぁまぁ
って笑う慎太郎お兄ちゃん。


そのまま音楽スタート

体育館がライブ会場になる。

歓声、拍手、スマホの光。

その中心になぜか私がいる。

…意味わかんない

でも、横を見ると

楽しそうに笑ってるお兄ちゃんたち。


それ見てたらなんかもうどうでもよくなってきて。
あなた
…ほんと、うるさい家族
小さくつぶやく

でも、
ちょっとだけ笑ってた

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