「好き」って言って
「好き」って言って
他に何もいらないから
ねぇ「好き」って言って
忘れないように
君以外はいらないから
君の声が好きなんです
君の放つ言葉すべて
漏らすことなく聞きたいんだ
そうつまりは録音しよう
君の顔が好きなんです
笑う顔も照れた顔も
そのすべてを見たいんです
余すことなく君を撮ろう
あわよくばシワシワになるまで
死ぬ時もメロメロでいるから
君の夢をすべて叶えたいんだ
おじゃま虫 僕の夢なんだ
ねぇ「好き」って言って
「好き」って言って
他に何もいらないから
ねぇ「好き」って言って
忘れないように
君以外はいらないから
君の胸が好きなんです
小さ過ぎず 大き過ぎず
まさに理想 完璧だけど
君は「まだだ、足りない。」と言う
サヨナラはまた君に会うため
君自体が欲しいんです
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。