第26話

  🐈‍⬛ "
2,310
2025/11/22 13:31 更新










     昼休み
   
     弁当を忘れたことに気づいて

     しぶしぶ購買でパンを買うことにした .

     廊下を歩いて 1 階に向かって階段をおりる

     ちょうど曲がった辺りで

     大きななにかとぶつかった





(なまえ)
あなた
  あっ , ごめんなさい  





     反射的に謝った

     目を見てもう一度謝ろうと思い

     顔を上げる





  taesan  
  taesan  
  あなた ?  

(なまえ)
あなた
  テサン ..  





     最悪だ

     本当に私は運がない .

     今 1 番会いたくない人に

     会ってしまうのだから

     なんとも言えない空気が嫌で

     私は彼の横を通りすぎようとした





  taesan  
  taesan  
  おい  





(なまえ)
あなた
  .. 何  





     彼は私の腕を強く握って離さない

     時間が経つにつれて私の腕を握る

     彼の手の握力はどんどん強くなっていく





(なまえ)
あなた
  痛いんだけど  

  taesan  
  taesan  
  カトク返せよ  
  taesan  
  taesan  
  何日も無視して  

(なまえ)
あなた
  は ?  





     彼への気持ちが溢れだして

     思わず言ってしまった一言

     ほんとうにどの口が言っているのだろうか .





(なまえ)
あなた
  テサン が先に好きで付き合ってない  
  って言ってきたんでしょ





     私の腕を握る彼の力よりも強い力で

     精一杯彼の腕を振りきって

     一言言う




     振り払った腕はやっぱり赤い跡が

     くっきりと残っていた .

     テサン を見ると

     目を開いて驚いたような顔をしていた




     そっちが言ってきたことなのに

     そんなに驚くことにだろうか





  taesan  
  taesan  
  ごめん  





      しゅんとした顔になって

      私を強く抱きしめてそう言う テサン

   
   
      時間が経つにつれ ,

      力が強くなる





(なまえ)
あなた
  ちょっ , そろそろ苦しい  



  taesan  
  taesan  
  あなた じゃないと無理  
  taesan  
  taesan  
  好きでたまらないんだよ  





     人目を気にせず愛を伝える

     普段愛情表現なんて
  
     微塵もしないあの テサン が

     素直に愛情表現をしている



     周りの目線がささる中 ,

     彼だけの視界には世界が

     切り抜かれたみたいに

     私しか映っていなかった .






  taesan  
  taesan  
  あんなこと言ってごめん  
  taesan  
  taesan  
  俺 あなた いないと無理  



(なまえ)
あなた
  ごめんね  
(なまえ)
あなた
  ずっと テサン の側にいるから  





      近くの空き教室に連れて

      子供をあやすみたいに

      テサン の背中を優しく撫でて

      落ち着かせる


     
      やっと離してくれた彼の腕

      見上げると少し赤く目が腫れていて

      いつものような面影は残っていない


  
      彼はスマホを取り出し

      私のト ー ク画面を見せる

      未読のままつもりにつもった

      メッセ ー ジと着信





(なまえ)
あなた
  思い込んでごめん  



  taesan  
  taesan  
  俺が悪いから謝らないで  





     予鈴がなるまで

     お互いの鼓動の音を聞いて

     愛を伝えあった .


     
     予鈴がなると
 
     お互いに手を繋いで廊下へ出た





  .  
  .  
  え !! 2 人って付き合ってたの ?  



(なまえ)
あなた
  え .. うん  





     少し照れながら答えると

     テサン が自慢するように

     繋いだ手を見せつける


   
     今まで素直になれず甘えてくれなかった彼が

     今では人が変わったように甘えてくれる





(なまえ)
あなた
  ねぇほっぺ触るのやめれる ?  



  taesan  
  taesan  
  ぷにぷにだから無理  





     なんてじゃれあいは当たり前で

     私よりもしつこくなった










        🐈‍⬛ " 好きなわけじゃない _____ fin











プリ小説オーディオドラマ