黒田「ごめん、話がわかんない」
『うん。わかんないだろうね』
黒田「なんで そんな不機嫌なの?」
『まずさ、自分で考えたら?』
黒田「考えてもわかんないんだよ!」
『私ね、18歳になったんだよ?』
黒田「あ、」
『ごめん。授業出てくる。』
黒田「ちょっと待って!ほんとにごめん!」
『うん。』
黒田「平塚 お祝いしてたら 忘れてた。」
『先輩と なかなか会えないもんね』
黒田「そうだけど、」
『ねぇ、なんで あの時 好きとか言ったの?
付き合おう とか言ったの? ほんとになんで?
私は、
私は 光輝が好きだったから 嬉しかった』
黒田「え、」
『あの場のノリ だったとしても 嬉しかった
仲のいい 友達から彼女に昇格出来たんだって
すごい 浮かれてた。
でも やっぱノリで 光輝は私の事どうでもいいのかなって』
黒田「それはちが、」
『ごめん。もう行く。』












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。