【あなたの下の名前side】
よく屋敷から抜け出して近くの公園に行っていた
そしたらいつしか黒色と黄色のツートンカラーが特徴的な2人の兄弟を見かけることが多くなった
いつもその兄弟のお兄さんっぽい子は野生のうさぎを優しそうな手慣れた手つきで触っていた
弟っぽい子はお兄さん(?)の横でうさぎとお兄さんを笑顔で見守っていた
私もうさぎが好きだったからいつも話して見たかったけど、中々勇気が出ずに話しかけずらかった
だけどあの日、勇気を出して喋りかけてみた
ニコニコ笑顔に笑いながらうさぎを語るあの子すごく魅力的で可愛いかった
そして私はその子に初恋を奪われた
高校生になって神格者になって
私は学校の有名人になっていく度に告白やら好意を寄せられることが多くなっていった
私は初恋がまだ忘れられず、告白は全て断っていた
今でも忘れられないあの子の笑顔
ーそして現在ー
ポタッ
※オーターからしてあなたの下の名前は妹のように可愛がっていたため
ー第1章終了ー
アンケート
この小説、ぶっちゃけ言うと面白い?
面白いよー
92%
あんまり…
2%
普通かな
6%
投票数: 99票
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。