第4話

3話
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2025/06/03 03:48 更新
ちょうど、樋口一葉が仕事をしている頃。

彼、ドストエフスキーは、〇●倉庫に仕掛けたカメラから、彼女の仕事ぶりを見ていた。
フョードル・ドストエフスキー
フフッ
フョードル・ドストエフスキー
彼女は本当にいい仕事をしますねぇ
彼はとても満足げに笑っていた。
フョードル・ドストエフスキー
本当、良い拾い物をしました
??
ん~?ドス君何見てるの~?
フョードル・ドストエフスキー
…ああ、ゴーゴリさん、いたんですか
ニコライ・ゴーゴリ
ちょっとちょっと~!「いたんですか」は酷くな~い!?
彼はニコライ・ゴーゴリ。

ドストエフスキーや樋口と同じく、殺人結社「天人五衰」の一人。

ドストエフスキーのことをドス君と呼称し、親友を自称している。
フョードル・ドストエフスキー
日頃の行いでしょう?
ニコライ・ゴーゴリ
え~、で、何見てたの?
フョードル・ドストエフスキー
此れですよ
ドストエフスキーはカメラから送られてきた映像をニコライに見せた。
ニコライ・ゴーゴリ
うわあ
ニコライ・ゴーゴリ
樋口ちゃん、相変わらずやることが派手だねえ
フョードル・ドストエフスキー
そうですね
しばらくの沈黙。

ニコライは沈黙を破るべく、また退屈な時間をつぶすべく、様々な策を練りだした。

奇術マジックは、即座に仕掛けを見破られてしまう。

かといって雑談として彼に振るべき話題もない。

暫く考えたニコライは、ずっと彼か、樋口に聞きたかった疑問を口にすることにした。
ニコライ・ゴーゴリ
あれ、そういえば樋口ちゃんって、僕が天人五衰に入る前から君と一緒にいたよね
ニコライ・ゴーゴリ
いつから一緒にいたの?また、どうして樋口ちゃんを拾ったの?
フョードル・ドストエフスキー
あれ、言ってませんでしたっけ
ニコライ・ゴーゴリ
言ってないよ!
フョードル・ドストエフスキー
そうですねぇ、それは…
フョードル・ドストエフスキー
シグマさんの紅茶を飲みながら話しましょうか
ニコライ・ゴーゴリ
え?シグマ君?
ドストエフスキーは無言で部屋のドアの方をじっと見つめた。

つられて、ニコライはドアのほうを見て、異能でドアを開けた。
??
うおっ
ニコライ・ゴーゴリ
あー!
ニコライ・ゴーゴリ
シグマ君!
シグマ
す、すまない
シグマ
盗み聞きをするつもりはなかったのだが…
シグマ。

天空カジノのオーナーで、フョードルらと同じく天人五衰の一員。

世界中の情報機関を使っても三年前に警察に捕まった時からの記録しかなく、過去を持たないまるで途中から始まっている小説のような男。
フョードル・ドストエフスキー
かまいません、シグマさんも聞きたかったのでしょう?
フョードル・ドストエフスキー
僕と彼女の関係
シグマ
ああ、気になってはいたが、少し、聞きづらかった
フョードル・ドストエフスキー
まぁ、そうでしょうね、ところで、シグマさん
フョードル・ドストエフスキー
紅茶を早く入れてくれませんか?
シグマ
紅茶好きすぎだろ
そして、すぐに紅茶ができ、ドストエフスキーはそれを飲みながら過去を語り始めた…

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