第9話

6. 問う
400
2024/05/01 17:01 更新
ガチャっと扉が開く。そう。ここは吐夢くんの家。吐夢くんは1人で暮らしている。たまに遊びにくる時もあるが、今日は遊ぼうと言った訳じゃない。

R18かも。注意!
(なまえ)
あなた
…ねぇっ吐夢くん!
中々話してくれない手を無理矢理離す。一体吐夢くんは何をしようとしているのか。
吐夢
……良いんですね?僕の事。
否定して。
(なまえ)
あなた
…っえっ…わ、訳わかんないよ!
別にっ…私は否定なんかっ
だが、吐夢くんはそんな私の言葉を遮るように…
吐夢
…あんな奴に貴方が奪われるなんて。僕は到底許せないんです。
吐夢
…僕のあなたの下の名前さんなのに。なのに、彼奴は貴方を汚した。
吐夢
…言いましたよね?僕達はもう正式に恋人なんです。…浮気。のようなものですよね。
吐夢
…酷いですね。あの時彼奴の愛を拒めばよかったのに。……やはり貴方は優しすぎる。
吐夢
…優しすぎるが故に、何もかも受け入れる。
…珍しく口数が多い吐夢くんに驚きながら、彼が言っている意味がわからない。…確かに私達はもう彼氏と彼女。所謂…カップルだ。
(なまえ)
あなた
…っ…だからってっ…あれはっ…
そこで私の言葉が途切れた。だって……吐夢くんの目が…














とても冷めた瞳をしていたから。
冷たい、暗い瞳。…こんなの何回も見てきたはずなのに。なのにどうして…違うように感じるの?


…すると私に吐夢くんが近づく。ぐっと、その澄んだ瞳が、近づく。何故だろう。怖い。

…そしてそのまま吐夢くんは…私に接吻をした。
(なまえ)
あなた
…っ!?
それも、長く甘く深い接吻を。


そのまま私を壁に押し倒し、するりと私の学生服を脱がそうとする。
(なまえ)
あなた
…っ!や、やめて!
吐夢
……元はと言えば。貴方が裏切ったんです。僕じゃない男と触れ合い、その上キスまで…僕だけだったんですか?貴方の彼氏だと。好きだと、思っていたのは。


…その瞳に寂しさが宿る。…ああ、そっか。吐夢くんは愛に飢えているんだ。親に捨てられる不運な出自で。だからこんなことを言ったり、行動を起こしたりするんだ。
(なまえ)
あなた
…っ
…でも、愛してないわけがない。私は吐夢くんのことが好きだ。………でも、違ったのかもしれない。



彼への好きと言う気持ちは…










友達としての、好きだったのかもしれない。


…そう思うと涙が溢れてきた。自分でも何故泣いているのかわからないが。
吐夢
………ふっ…貴方の泣き顔も、可愛いです。
そう言い、また私に馬乗りになり、美しくも不気味な笑みを浮かべながら…












接吻をした。
(なまえ)
あなた
…っふっんっ…
暗い時計の音だけが響く空間で…二つの影の口と口が触れ合う2人だけの空間で…くちゃっと音を鳴らす。その間、彼の方はかわいい。と、何度もつぶやく。そのキスには、もう離さない。と言う思いが込められているようだった。








姫茉里です!もう一本書いちゃった…多分大体投稿時間は夜だと思うので…宜しくお願いします…!

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