暇だなぁ………………
人を殺すのも面倒臭いし
人を食べるより普通のご飯やお菓子の方が美味しいのになんで他の鬼達は人間を食べるんだろうなぁ
まぁ、私が言える立場じゃないけどね
今まで何万、何十万もの人間を食べてきたしね
おかげで上弦の零にもなれた
だけど、目標も何も無くなった
愈史郎?だっけあの鬼に一回会ってみた事がある
面白い術を使うなぁと思って
交換条件を出した
愈史郎くんは渋々見せてくれた
おのおかげで鬼の目を隠して街中に出たりもできた
だけど鬼殺隊の中で強い人達には鬼という事がバレて私を殺そうとしてくる人達も沢山いた
人を殺すのは面倒になっていたので私に襲いかかった人だけを殺していた
柱の人達も何人も私を殺しに来たりしていた
私が上弦の零とわかった瞬間絶望の顔をする人も
少なくはなかった
ある日鬼舞辻無惨と鬼殺隊の人達全員が
戦った事があった
結果は後一歩のところで鬼殺隊の人達が負けた
私はその戦いを見て気分が高揚した
鬼舞辻無惨を後一歩の所まで追い詰めた鬼殺隊
私はそれをまた見たいと思ってしまった
そして私は鬼殺隊の人達に血気術を使った
何十年何百年かかるか分からないが
鬼殺隊の人達が転生するのを楽しみに待つことにした
ただ、間違えて上弦ノ鬼や下弦ノ鬼も転生させ
ちゃったけどね
鬼舞辻無惨に心の中を読まれて鬼殺隊を転生させた事がバレないかって思うかもしれないけど
私は鬼舞辻無惨の呪いは外れてるし
ただ面白そうだから上弦ノ零の位置にいるだけ
鬼舞辻無惨もそう簡単に私に手を出すことは出来ない
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。