ジェルside
俺は吹き飛ばされたキュアマリーライトとるぅとくんを守るかのように前に立ち塞がる。
お莉犬今なんか失礼なこと考えただろ(((
ヴヴン、そんなことより……………。
怪物(ゾウーオ)の頭に乗っている露出狂女をビシッと指さしてそう言い切る。
(※るぅとが目覚めるとジェルがるぅななの前に立ち、なんかイグナスと痴話喧嘩(?)みたいなのをして言い合ってる姿を見た第一発現((( )露出狂女がそう言ったかと思うと、ゾウーオとやらの怪物が俺めがけて攻撃をしてくる。
俺の両親は、喧嘩ばっかやった。
いつも些細なことで喧嘩をしていて、俺は喧嘩をしてほしくなくて、笑っていてほしくて。
そんな時に、テレビで見たお笑い芸人さん。
その人の周りには、笑顔が溢れてた。
だから俺はその人の真似をするようになった。
俺がモノマネをすると、お母さんもお父さんも、お姉ちゃんもお兄ちゃんも、みんな笑ってくれた。
それが嬉しくて、俺はずっとみんなを笑わせてた。
でも喧嘩は無くならないし、ずっと同じネタをしてたから慣れたのか笑顔は日に日に無くなってくし。
そんな時。
近所に住んでいて仲良くしてくれる2つ上の遠井さん(本当の苗字は知らない)に相談した時。
そう言われてから、ずっと笑顔でいた。
お父さんとお母さんが喧嘩していても、先輩に気に入らないって殴られても、ずっと笑顔でいた。
……………でも。
俺が中三の時、遠井さんは亡くなった。
物凄い傷つけられた状態で見つかったのだそう。
…………犯人はまだ、見つかっていない
そして、高校の入学式
遠井さんが死んでから自分を塞ぎこんでいた俺に話しかけて、手を伸ばしてくれたのがなーくんやった
『よろしく』の握手として伸ばされた手が異様に眩しく見えて、思わず掴んでしまったのを覚えとる。
それから俺の家庭環境とかも相談したり。
さとみや子供組なんかも増えてきて、その6人がいつのまにか俺の居場所となっとった。
いつのまにか、俺の周りには皆がいて。
塞ぎ込んでいた俺の部屋のドアを無意識に空けてなーくんは、俺の憧れで。
外に連れてってくれた皆は、俺の救世主やった
……………そんなみんなが、
今、悔しそうに、苦しそうに歯を食いしばってる
土煙が晴れて、段々シルエットが見えてくる。
衝撃でしゃがみ込んでしまった足を立てて、いろんな所が痛い体を立ち上がらせる。
🔸ピカーーッッッ
俺が宣言すると、オレンジの眩しい光が俺の目の前で急に光りだし、光の中からペンライトが現れる
……………正直、あの怪物に立ち向かうのは怖い。
けど。
…………皆の笑顔や俺のヒーローが傷ついてしまうような姿をみるのは、もっと怖い。
俺は覚悟を決めてパクトとペンライトを受け取る。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!