ジンはついさっきお見舞いに向かった所だ。
「早く帰ってこないかな。」
まだ、ジンが病院に向かって10分程しか経っていない時計に目を向けた。
🐹『失礼しまーす』
私の好きなジンさんがやって来た。
👩『ジンさんどうぞ。』
パイプイスを隣に用意する。
🐹『ありがとう』
👩『いえ。あの、ジンさん、この前も言いましたけど、私の傍に居てくれませんか…?』
🐹『僕、彼女が…』
👩『知ってます。あなたさんですよね。でも私…』
手で顔を覆ってみる。ジミンが私がジンさんをかばったこと対して罪悪感あるって言ってたっけ…
ホントはそこにつけこみたくないけど、あなたさんとジンさんを離すにはそうするしかないよね?
👩『私、ジンさん以外覚えていないんです。ジンさんしか私にはいないんです(泣』
手で顔を覆って泣く振りをしても口元は自然と綻んで、私きっとそうとうな悪女だったんだろうな(笑
🐹『分かった。あなたとは、別れるよ…』
ジンさんは私にとても切ない笑顔を見せた。
👩『ジンさん!』
🐹『ごめん。僕帰るね。』
扉が閉まって、”通話中”のスマホを手にとる。
🐥『どう?上手くいった?(笑』
👩『聞こえてた癖に(笑』
🐥『まぁね。こっちまでドキドキしたんだけど。』
👩『そんなの知らないし。』
🐥『ホント、ヒョンと喋る時と全然違うね(笑』
👩『そりゃーね。まぁ、ジミンも上手くやってよね?』
🐥『勿論。』
はは。ジミンも私もきっと相当狂ってるね。
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投稿遅くなってゴメンネ。やっとテスト終わった( ・_・)
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!