第19話

19
573
2019/06/26 17:24 更新
ある金曜日の夜中、ふと目が覚めた
明日は土曜日
私たちが付き合って3年目の日
そういう事もありジョンハンは私の病室で眠っている。
腰が痛いはずなのにベッドの横の椅子で寝ている彼がどうしようもなく愛おしかった
彼がこんなに愛おしいと思えたのもこの病気のおかげかもしれない
彼の顔を見たいのに動かない首に腹が立つ
しばらく今までの思い出に浸っていた時
ふと呼吸が浅くなった
ヒュッという呼吸音
息をしようとするのにまるてま体が拒否するかのように上手く呼吸ができなくて首を絞められているような感覚に陥った
怖くて怖くてどうしようもないのに助けさえ呼べない
ベットの横でけたたましくなる心電図モニターが余計にパニックに陥らさせる
"助けて"
心の中で強くそう叫んだ時
👼「おい!!○○!!」
ジョンハンの声が聞こえた
それだけで一気に安心出来る
👼「すぐ先生呼ぶから」
手馴れたように焦り1つ見せず対処するジョンハン
それでも震えているのは繋がれたてからしっかり感じ取れた
上手く思考が働かない中でジョンハンの震えとぬくもりに包まれているとバダバタと足音が聞こえる
おそらく先生が来たんだろう
でも今の私には何もわからない
ただ息ができない苦しさから逃れようと必死に息を吸う事しかできないなかで唯一聞こえた言葉
それは
👨🏻‍⚕️「最後の言葉をかけてください」
だった
ジョンハンが何かを私に語りかけているのにそれすらも分からないのがもどかしい
でも、もうすぐ私は死ぬ事と
あとジョンハンが泣いていること
それだけは分かる
だって私の頬が冷たいんだもん
ねぇジョンハン
さよなら、また会おうね、必ず…また会おう
今までごめんね。凄く、凄く…好きだよ
どんな時も笑って
泣いちゃだめだからね
馬鹿だなって言って笑ってて
私ちゃんと幸せだったよ
ジョンハン…、愛してる。幸せになってね
○○sideend

プリ小説オーディオドラマ