あなたside
甘い匂いとともに運ばれてきたのは、
ついさっき私が頼んだパンケーキ。
生地がふわふわしていて、ラズベリーやイチゴなどのフルーツ類もゼラチンで程よく
コーティングされていた。
そのケーキは、見た目からして、絶品そう。
と誰もが思うほどだった。
改めて、ここにきてよかった。と目の前にいる
えおえおさんに感謝した。
彼と会っていなかったら、
このスイーツには出会わなかっただろう。
早速口の中へ運んでみると、とても驚いた。
クリームは甘さ控えめだが、パン生地と程よく
マッチしていて、フルーツと負けないくらいの存在感があり、まるで全てのバランスを保つ、天秤のようだった。また、フルーツも朝イチで仕入れたかのような美味しさで甘い。
いや、寧ろそのままの味を生かしているので、パンケーキの主役でもおかしくないほどの
風味で包まれていた。
あれ、なんかえおえおさん顔紅くない?
どうしたんだろ、風邪かなぁ?
eoheoh side
なんだ、あれ!?///
あんなの、反則じゃないか……/////
…今も、心臓がうるさい。
それに、顔も熱い。
やっぱり、俺は、名前にいつのまにか
恋、してたんだな。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!