第3話

36.2°の空間
15
2024/06/21 16:11
なんてそうこうしている内に炒飯が出来たらしい。彼の炒飯は他のより何故か美味く感じるのは一緒に暮らしているからなのか、彼が料理上手なのかよく分からんものだ、テーブルに向かい合って出来たての炒飯が置かれる、やはり出来たてなので湯気が立っている美味しそうで早く食べたくてうずうずしていた、彼が座りやっと食べれる所で『「いただきます」』大きく一口を食べた、その次に彼が「あっ!ふーふーしなきゃまだ熱いで!?」と言った。…口の中が熱い、美味しいけど出来たてだから凄く熱い、少し涙目になる私を見て『も〜相変わらず早とちりが過ぎるな?』ってこっちを見て笑ってきた、心配はしているようだけど、明らかにこっちの腑抜け面を笑ってる様な感じがしてちょっと腹が立った。…でもやっぱり、この空間は36.2°は丁度いい感じがして私は心地が良くて好きだ

その後はちゃんと美味しく食べて、彼も食べ始めて美味しさとこの幸せを噛み締めた。彼もなんだがそうやって食べているような気がしたのはきっと気の所為だろう。ご飯も食べ終わった事だし、私が皿洗いでもするかと思い私が立ち上がり黙々と皿洗いをし始めた。珍しく皿洗いをしたので彼は少しキョトンとしていた、なんだそんなに私が家事をやらないと思っていたのか少し複雑な気持ちだ…
しかし皿洗いとはなんでこんなに面倒臭いのだろう、スポンジに食器用洗剤を少し垂らして泡立たせて溜まった皿をひたすら洗って、裏もしっかり洗って油も落として最後は乾燥機に入れるっていうこの時間の掛かる作業、食洗機でも買ってやろうかなとか毎回思うがちゃんと家事をやるのも悪くないと思ってしまう自分がいるので結局は相談も買ってもいない

しっかりと皿洗いを終わらせて大人しく自室に戻って本でも読もう、さて今日はどんなのを読もうかな、そう思い私は自室へと二階に上がって行った
自室に戻り本棚を見ると相変わらず昔の人が書いた小説や歴史についての本がずらりと並んでいた
…にしてもそろそろ部屋を片付けるべきだろうか、いいやなんて言うんだろうな私の様なズボラで面倒臭がり屋には片付けなんてものは到底出来ん、あれは断捨離みたいなものだろう。いいや、少し違うないや今はそういう事じゃなくて、相変わらずパッとしないというか所々汚い所があるから少しは片付けるべきか…いや〜面倒臭い!面倒な事は後々に放置する癖が出てとうとうここまで来たか…よし、少し片付けよう、そうしよう。と思い適当に放置していた雑誌やらなんやらをとりあえずクローゼットにでもなんでも詰め込もう…


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意外と読んでくれるんですね、こんな自己満足でしかない小説でも、いやはや嬉しい限りです。皆様今日は満月ですね、相変わらず月や空は魅力的に感じますね。Twitterを開設致しましたので、気になる人はプロフのをID検索したら出てくると思います、🔗先必読ですが良ければ〜

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