第3話

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2026/01/08 14:21 更新




  社長室のドアを開けると
  室内に甘い匂いが漂っていた

  ソファにはソヌが座っていて
  膝の上にクッキーの箱を広げていた







sn
sn
 あ、ヌナ!これ僕の好きなやつじゃん 
 覚えててくれたのー?





  満面の笑みで立ち上がるソヌ




  

  ただジョンウォンに適当に頼んだだけで
  誰の好みで、なんて気にしたことはないけど






(なまえ)
あなた
 うん、覚えてた 




  そう答えると隣からジョンウォンの視線が 
  痛いほど突き刺さる

  逃げるようにデスクへ向かい
  資料を整理する






jw
jw
 ソヌヒョン 
jw
jw
 勝手に入らないでくださいって 
 言いましたよね




  ソヌは気にせず空間にグッドサイン
  出しながらクッキーを頬張っていた






sn
sn
 だってロックかかってなかったもん 
sn
sn
 入ってくださいって
 言ってるようなもんでしょ? 
jw
jw
 そんなわけないでしょう 
sn
sn
 そうかなぁ 





  この2人はいつもこうだった
  何かしら言い争ってて

  でも仲がいいんだろうなって





  私はソヌの向かいのソファに腰を下ろした






(なまえ)
あなた
 それで、なんの用? 
sn
sn
 そうだ、新しい案! 





  口をパンパンにしながら 
  思い出したように鞄を漁り

  テーブルに紙を広げていく









(なまえ)
あなた
 すごいね、ほんと 




  心から出た言葉だった






  このブランドがここまで大きくなったのは
  ソヌのおかげだと思う

  感受性豊かで、頭の中のイメージを
  そのまま形にするのが上手い






  ソヌと話し合いをしながら
  来季のジュエリーの案を決めた







(なまえ)
あなた
 じゃあ、これで決まりね 
sn
sn
 うん!あ、このお菓子 
 ずっと置いといてね





  ソヌはパッと明るく笑って
  手を振りながら部屋を出ていった







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