第4話

*_。
56
2024/01/03 18:16





ほとけ が 俺 の 前 から 姿 を 消して から 1年 が 経った 。

あの日 から 俺 は


日本 だけ で なく 世界中 を 飛び まわり 、

愛 する 恋人ほとけ を 探し 続けて いる 。


一昨日 まで は 九州 を 探していたが 、

今日 から 回る 次の地 は 、


ほとけ の 故郷 で ある 北海道 だ 。

ほとけ は 北海道 に 戻る こと を 酷く 拒んで いた から 、


北海道 の 可能性 は 低い と 考え 、 後回し に してきた 。

だが 日本 は ほとんど 探した の にも 関わらず 、


目撃情報 すら 耳 に しない 。

だから ダメ元 で 少しの間だけ 北海道 に 訪れたのだ 。




If_。
あの 、 すみません 、 人 を 探して
いる の ですが 、
If_。
少し 情報 を 聞かせて 
もらっても よろしい ですか ?
Naiko_。
人 探し 、 ですか 、 
大変 そう ですね 、俺 で よければ 、
If_。
ありがとう ござい ます 、 !



スッ


If_。
この顔 に 見覚え は ありませんか 、 ?
Naiko_。
… あれ 、 ? ほとけ 、 ?
If_。
! ほとけ を ご存知 なん ですか 、 ! ?
Naiko_。
ご存知 、 というか 、
彼 、俺 の 家 に 住んでる ん ですよ
If_。
え 、 ?
Naiko_。
もし 良ければ 家まで お連れ しましょう か ?
If_。
いいん ですか っ 、 ! ?
Naiko_。
はい 、 相当 必死 で 
探して おられる よう なので
If_。
ありがとう ござい ます っ 、 !
Naiko_。
いえ いえ 、 !
Naiko_。
あ 、 俺 、 ないこ って 言います !
呼び捨て で 大丈夫 です !
Naiko_。
それと 、 敬語 だと 硬い し 、 
それ に 歳 も 近そう なので
タメ で 大丈夫 ですよ
If_。
あ 、 俺 は If って 言います
If_。
まろ って 呼んで くれる と 嬉しい です
俺 も タメ で 大丈夫 です
Naiko_。
じゃあ 、 まろ 、 よろしく ね
If_。
よろしく 、 ないこ
Naiko_。
俺 の 家 は こっち だから





___________________________

___________________________




Naiko_。
着いた よ 
Naiko_。
ここ が 俺 の 家 
If_。
… デカイな 、
Naiko_。
ああ 、 おれ と ほとけ の 他 に 
ここ に 住んでる やつ が もう 2人 いてさ
Naiko_。
シェアハウス みたい な 感じ で
結構 でかいん だよね
If_。
へえ 、 ここ に ほとけ が …
hotoke_。
ない ちゃーん ! ただいま ー !
If_。
ピク ッ





ドクンッ ドクンッ




不意 に 耳 に 入ってきた 物 凄く 懐かしい 声。

そして 俺 が ずっと 探し 求めて いた 、


あの 、 男 に しては 少し 高め な 可愛らしい 声 。

その 声 を 聞く だけ で 、涙 が 零れて しまいそう に なる 。




Naiko_。
ほとけ 、 おかえり
Naiko_。
お前 に 会いたい って 人 が …





ギュ ッ




hotoke_。
っ … え 、 ?
If_。
ほとけ 、 ほとけ っ 、 !
If_。
なんで 、 こんなとこに いんだよっ 、 !
If_。
ずっと 、 心配 してた ん だぞ 、 !
hotoke_。
…………………
hotoke_。
、 えーと 、 ?
hotoke_。
すみません 、 
hotoke_。
『 誰 ですか 、 ? 』
If_。
は っ 、 ! ?
If_。
俺 の 事 、 覚え とらん の 、 ?
hotoke_。
すみません 、 わから ない です 、
If_。
っ ……
Liura_。
あ っ ! ほとけ ! おかえり 〜 !
Liura_。
… っ て 、 ほとけ 、 どうしたの 、 ?
Liura_。
大丈夫 、 ? ( ジロ
If_。
ハ ッ … 





バッ




hotoke_。
あ 、 りうちゃん !
hotoke_。
大丈夫 だよ 〜 !
Liura_。
そう ? なら 良かった !





ギュ ゥ ゥ ゥ ゥ




hotoke_。
もう っ 、 りうちゃん 、 苦しいよお っ
Liura_。
いいじゃん 、 俺 は 
ほとけ が 大好き なんだから
hotoke_。
もおお 〜 //
Naiko_。
はい 、 お 2人 さん 、今日 はお客さん が
いるん だから 、 イチャイチャ は そこまで
Liura_。
はい はーい わかり ました よーだ
hotoke_。
ない ちゃん 、 ごめん なさーい っ
Naiko_。
よろしい





なんなんだ、これ

さっきの ほとけの 言葉を 理解出来ず 吐き気が してきた 。




Naiko_。
で 、 この 人 は まろ って 言うん だけど 、
ほとけ を 探し に 来たん だって
Naiko_。
ほとけ 、 知り合い ?
hotoke_。
知り合い じゃない よ
初め まして の 人 っ !
Naiko_。
え っ 、 そう なの ?
If_。
んな わけ あるか っ !
If_。
ほら 、 この 写真 を 見ろ !
俺 と お前 一緒 に 写ってる だろ !
hotoke_。
… 確か に 僕 だね 、
hotoke_。
でも 、 ごめん 、 
あなた の こと 覚えて ないん だ
If_。
っ 、 そんな っ 、 !
Liura_。
なんか 、 怪しくない ? この人
Naiko_。
… うーん 、 でも まろ が 嘘 ついてる
ように は 見えない んだよ なあ 、
If_。
なぁ 、 本当 に 覚えて ないん 、 ?
hotoke_。
うん 、 ごめんね 、
If_。
…… じゃあ 、 しょうは 、 ! ?
If_。
お前 の 親友 の ! !
hotoke_。
しょう 、 って 、 もしかして 
しょうちゃん の こと ?
If_。
ああ ! よく 3人 で 遊んだ やん !
hotoke_。
もちろん 、 知ってる よ !
hotoke_。
てか 、 しょう ちゃん なら 
この 家 に いる しね
If_。
え 、 しょう も ここ に おるん ! ?
Naiko_。
うん 、 いるよ
もしかして しょう とも 知り合い ?
If_。
ああ 、 なあ 、 しょう に 
会わせて くれへん ?
If_。
しょう は 俺 を 覚えてる かも しれんし
Naiko_。
… そうだね 、 じゃあ 呼ぼうか





ガチャ




Naiko_。
しょう ちゃーん ?
ちょっと 外 来て くれなーい ?
Sho
外 ー ?
Sho
ええ で 〜
今 行くわ
Naiko_。
はーい 外 で 待ってる よ 〜





ガチャ




Sho
おまたせ 〜… って 、 え ! ?
まろちゃん ! ?
If_。
しょう 、 ! 俺 の 事 分かる ん ! ?
Sho
分かる に 決まっとる やろ !
てか なんで こんな とこ に まろちゃん が …
Sho
あ 、 もしかして 、 
いむくん を 探し に 来たん ?
If_。
そうなん よ っ !
If_。
でも ほとけ が 俺 の 事 
知らない とか 言うから …
Sho
… あー 、 実 はな 、 いむくん 、
記憶喪失 に なって しもうた んよ 、
If_。
……は 、 ? 記憶喪失 、 ! ?





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