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第22話

第22話 最終回
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2024/07/22 13:03 更新
阿部side.


いつもは私服を着て大学に行くが、今日はスーツを身にまとう。いつもよりも身だしなみを丁寧に整える。

大学までの道なりを歩くと同時に、4年間の大学生活を思い出す。色々あったな...。

そう、今日は大学の卒業式。大学に着くと一際派手に目立っているピンク髪が目に入り、向こうも俺に気づき腕が取れるんじゃないかってくらい手を振っている。


佐 「阿部ちゃんおはよっ!やっぱ阿部ちゃんはスーツ似合うね!!」

阿 「おはよう佐久間。佐久間も似合ってるよ?」

佐 「阿部ちゃんだいすきっ!」

阿 「ふふっ笑 ほら、行こ。」


佐久間と一緒に会場に向かい、数時間後卒業式は無事に終わった。

教室へ行き、卒業証書や先生からの言葉を頂きそれぞれ解散となった。

外に出ると人がいっぱいで、これは会いたい人を探すのが大変だなと思っていると突然腕を掴まれる。そして後ろから大好きな人の声が聞こえた。


阿 「めめっ!!よく見つけたね!」

目 「阿部ちゃんしか見えてないから。」

ラ 「阿部ちゃん俺もいるのに〜。阿部ちゃん佐久間くん卒業おめでとう!!」

阿 「ラウ〜ありがとっ!」


佐久間はラウにベッタリくっついている。実はね、少し前にこの2人お付き合いをはじめたんだって。

身長差が大きいから佐久間が小さい子みたいで可愛い。

この4人で後でダブルデートしようねなんてこの間話に上がり盛り上がった。


ラ 「大学で会えなくなるのは寂しいね。」

佐 「ラウ〜モテるから俺心配なんだけど!」

ラ 「こっちのセリフだよ!」

目 「あの2人甘々だね?」


めめの言葉にクスッと笑うと優しく頭を撫でられる。

でも、ラウや佐久間の言う通り会える機会が減るのは寂しいし、めめはモテるから不安もあるのは確かで。

2人の気持ちも分かるな...。


目 「阿部ちゃん。言ったでしょ。俺は阿部ちゃんしか見てないの。だから阿部ちゃんも俺だけを見てて?」

阿 「ふふっ!うん!」

ラ 「あの2人イチャイチャしてる〜」

佐 「ずるいぞずるいぞ!!」



卒業式を終え、めめと2人で家に帰る。

寝室でスーツの上着を脱いで部屋着に着替えているところめめが入ってきた。

せめてノックくらいしてよねと心の中で突っ込む。


目 「これ付けてくれてたんだ。」

阿 「外に出る時には毎回付けてるよ。」

目 「うん。可愛い。似合ってる。」

阿 「んっ...めめぇ...擽ったい、よっ...」


俺の誕生日の時にめめがプレゼントしてくれたネックレスを見てめめは嬉しそうに微笑む。

そして鎖骨あたりに顔を寄せ触れるだけのキスをしてくる。嬉しいんだけど、場所が場所だから擽ったくて体がびくついてしまう。

その反応を見てめめは楽しそうに笑っている。そんなめめを追い出して部屋着に着替えてリビングに戻る。


目 「阿部ちゃーん、夜ご飯何作る?」

阿 「ん〜じゃ、ハンバーグ作ろっかな!材料あるし!」

目 「おっ、いいねぇ!」


夜ご飯を食べてお風呂も入り、ベランダに出て空を眺めていると後ろから抱きしめられる。

お風呂上がりだからかシャンプーのいい匂いがする。


目 「風邪ひいちゃうよ?」

阿 「ねぇめめ。俺今、すっごい幸せだよ。」

目 「うん、俺もだよ。」

阿 「めめ、俺と出会ってくれて好きになってくれて本当にありがとう。これからもよろしくね?」


めめの腕の中で向きを変えて、めめの首に腕を回しそのまま唇を重ねる。

唇を離し目が合えば、飛びっきり優しい瞳で俺を見つめていて、恥ずかしくて視線を逸らしてしまう。

めめはそれを逃がさないとでも言っているかのように頬を両手で挟まれ、熱いキスが降ってくる。


阿 「っん...っ、はぁ...めめっ、ここっん.....そとっ...」

目 「阿部ちゃん顔真っ赤だね。可愛い。」

阿 「......っ、れ、蓮のせいだもん。」

目 「っ!?え、今名前...阿部ちゃんもう1回!」


めめのことを下の名前で呼ぶと力が抜けた為その隙に部屋の中へとはいるが、またすぐにホールドされてしまう。

もう1回と目をキラキラさせながら俺を見つめてくる。こうゆうところ歳下だなって感じて可愛い。

てか、下の名前で呼ぶのってこんなに緊張するもんなの?


阿 「っ、蓮。」

目 「もう1回。もう1回呼んで?」

阿 「......蓮......れんっ……れん、んむっ!!」

目 「俺この世界で1番幸せな自信ある。」


苦しいくらい強く抱きしめられる。俺もめめの背中に腕を回す。

この先めめとだったらどんな事でも乗り越えられる。

離れたくなくてめめの胸に擦り寄ると、頭を撫でられる。子供扱いされてるみたいで恥ずかしいけど、めめに触れられるのは嬉しくて堪らない。


目 「愛してるよ.....亮平。」

阿 「っへ!?.....あ、えっ、名前...」

目 「愛してる。」

阿 「っ、俺も...愛してるよ、れんっ.....」


どちらからともなく顔を寄せキスをする。

蓮、おじいちゃんになってもずっと一緒に居ようね。

愛してるよ、蓮。



END.





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最後まで読んでいただきありがとうございました🙇🏻‍♀️ ̖́-‬


ここまでの長編は初めて書いたので、無事に完結までいけてほっとしております😌


お話はどうでしたか😳楽しんでいただけてたら嬉しいです!!


何かリクエストなどあればどんどんお願いします🙇‍♀️
(ただ阿部ちゃん×誰かのみ対応になります。)

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