※💛💗のみ登場します!
💛視点
昨日から雨が降り続いているから、
外にでる気がなくて家で動画編集や、
曲を考えたりして暇を持ち余していた僕。
次になにをしようかな…と考えていた。
すると…
ピーンポーン。
家のインターホンが静かな家中に鳴り響いた。
僕は誰だろうと考えながら、扉を開いた、、、
そこにいたのは、雨に濡れている、さとみくんが立っていた。
いつものさとみくんじゃなかった。
輝きを失っていて、雨に濡れているからか、震えながら泣いていた。
さとみくんは黙っていた。
僕は震えて泣いているさとみくんを家に入れた。
さとみくんはずっと震えながら僕の名前を呼んでいた。
とりあえず話を聞いてあげようと思い、
椅子に座ってもらった。
あの夏はこの話で始まりました。
さとみくんはこう言った。
それじゃあ。と僕は思って、言葉を発した
スマホと財布とナイフをカバンに入れて、携帯ゲームもカバンに詰めて、いらないものは全部壊した。あの写真も日記も今となってはいらない。
人殺しとダメ人間の旅だ。
そして僕らは逃げ出した。
狭い狭い世界から、家族も友達も全部捨てて、
さとみくんと2人で遠い遠いところで死のうよ。
この世界に価値などないよ…
人殺しなんてそこら中に湧いてるじゃんか。
さとみくんは何も悪くないよ。
さとみくんは何も悪くないよ……
結局、僕らは誰にも愛されたことがなかったんだ…。
そんな嫌な共通点で僕らは簡単に信じあってきた。
手を握ったとき微かな震えも既になくなっていて
誰にも縛られないで二人線路の上を歩いた
金を盗んで二人で逃げて、どこでも行ける気がした。
今更怖いものは僕らになかった。
額の汗も、落としたメガネも
あてもなく彷徨う蝉の群れに、水も無くなり揺れ出す視界に、迫り狂う鬼たちの怒号に、バカみたいにはしゃぎあい…
ふとさとみくんはナイフをとった
そしてさとみくん首を切った
まるで映画のワンシーンだ。
白昼夢を見ていた気がした
気づけば僕は捕まって、
さとみくんがどこにも見つからなくって
さとみくんがどこにもいなくて
そして時は過ぎていった。
ただただ暑い暑い夏が過ぎてった
家族も、友達もいるのに
なぜかさとみくんだけはどこにもいない。
あの夏の日を思い出す
僕は今も。今でも歌ってる
さとみくんをずっと探している。
さとみくんに言いたいことがある













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。