第44話

第三章 第二十話 一度経験したからこそ
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2024/02/11 09:00
初兎の姉
初兎の姉
そう……(私のしていたことはいらなかった、、なら)
ルナはバルコニーの塀に登り立った
(なまえ)
あなた
…?!
(なまえ)
あなた
どこに…行くんですか?
初兎の姉
初兎の姉
………
初兎
初兎
姉さん…?姉さん……何しとるん……
初兎
初兎
やめてくれ……姉さんまでいなくならないで……もう…
初兎
初兎
もうこれ以上大切な人を失いたくないねん…
初兎の姉
初兎の姉
……大切な人
初兎の姉
初兎の姉
あはは…まだそう思ってるの?
初兎の姉
初兎の姉
私は…あなたに最低なことをしたのに
初兎のお母さん(魔法の国の女王)
初兎のお母さん(魔法の国の女王)
ルナ……
初兎の姉
初兎の姉
私はね、今までしぬ覚悟で生きてきたの
初兎の姉
初兎の姉
でも…ここまでやってきた生きる意味が潰れた今
初兎の姉
初兎の姉
私に居場所はない
(なまえ)
あなた
………待って…
いむくん
いむくん
あなたちゃん?
(なまえ)
あなた
待ってください!!
初兎の姉
初兎の姉
…?!何……急に
(なまえ)
あなた
ルナさんは…生きる意味を失ったって言いましたが私はそうじゃないと思います……。
初兎の姉
初兎の姉
私の意見を否定するっていうの…?あなたはなにもしらないでしょう?
(なまえ)
あなた
知らなくても…私は……私は…
(なまえ)
あなた
私は…後悔したんです!
(なまえ)
あなた
私は…初兎から、過去の真実を知って後悔したんです。
(なまえ)
あなた
私のことを本当は思ってくれていたのに、私は…彼女のことを考えずに嘘の演技に騙されて、自殺してしまったんです…。
初兎の姉
初兎の姉
……
(なまえ)
あなた
でも…ルナさんは!まだ必要としてくれてる人がいる…!初兎も、女王様も……、魔法王国の王様だって!まだみんな…生きててほしいって思ってるですよ…
初兎の姉
初兎の姉
、…っ
それでもルナは……バルコニーから飛び降りたのだった
(なまえ)
あなた
あ……
初兎
初兎
姉…さんまで…
悠佑
悠佑
……初兎
いむくん
いむくん
あなたちゃんはよく言ったと思うよ
(なまえ)
あなた
……ありがとう…
初兎のお母さん(魔法の国の女王)
初兎のお母さん(魔法の国の女王)
……いや…ルナは生きている
初兎
初兎
え……?
初兎のお母さん(魔法の国の女王)
初兎のお母さん(魔法の国の女王)
転送魔法を使った痕跡がある……
きっと生きている
初兎
初兎
そう…か…良かった
初兎
初兎
またすぐ会えるといいな

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