自分たちは今、変な遊園地に来てしまって、
変なアトラクションのお助け役、ってのをしてる。
ただ中継を見て、電話がかかってきたら、
今出てる問題に答える。
そんな単純なルールだけれど…、
口はバッテンで塞がれているので、
口の中で小さく呟く。
そもそも問題が最悪。プライバシーの侵害だ。
んで、当てる人も最悪。ただただ可哀想。
このアトラクション、性格最悪すぎて嫌になる。
そんなことを思っているうちにも、進んでいく。
そうして次に出た問題は…、
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[ 論理40?¿ ]
ミトはレミのことを、どう思っている?
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──、──、──。
………僕の、自分の、問題。
レミちゃんをどう思っているか…、か。
かかってこなければ───
プルルルルッ
バッテンを外し、受話器を取る。
聞こえてきたのは、和服の主従さんの声。
…電話が、切れた。
“私”がレミちゃんをどう思っているかなんて、
こっちが一番知りたいっつの。
……チラリと、彼女の顔を見てみた。
本当に、どうとも思ってなさそうな、その顔が。
怖くて、綺麗で、羨ましくて、憎らしくて。
やっぱり、よく分からなかった。
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次の問題は、ワタシたちの番だった。
さっきは真夢に迷惑をかけた。
…だから、今回は、そうはさせない。
なにが、なんでも、答えなければ。
ワタシたちは、脱落だ。
……そう、決意していたのに。
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[ 知識40?¿ ]
真夢の両親を殺したのは誰?
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ダメだ。ダメに決まっている。
この問題は、この問題は、この問題は──!!!
ずっと、ずっと隠してきた。
家の人間にも、真夢にも、ずーっと嘘をついていた。
何年も、何年も何年も何年も何年も何年も何年も…!
バレてはいけない、大切なこと…、
それを、それを、それを、ここで…っ、!
どうして、そんなに困ったように笑う?
どうして、そんなに慈しむように笑う?
違うだろう?真夢。お前は知らないだろう?
なぁ、頼む。ワタシの幻想を壊さないでくれ。
今のままで、いいじゃないか。
ワタシは真夢となら、ここで、脱落したって…!
ピコンッ
……バレて、いた。
今までの嘘は、無駄だった、?
どう、して……、
…真夢のその言葉が、痛いやら、嬉しいやらで。
ワタシは、自分の感情が分からなくなった。
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皆が、沢山頑張って、傷ついていた。
…私たちは、ラストってことかぁ…、
答えれる問題なら、いいな…、
すると急に、画面がピカピカと光り始めた。
す、すごい景色…!!
ちょっと怖いんだけど…、でも、やるしかないよね!
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[ いじわる40?¿ ]
禅と苑に両親がいないのは、何故?
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……さいごの、問題は。
私たちの、両親の問題だった。

































編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!