五条先生の元へ近づく度に、虎杖くんの音が大きくなる
やっぱり、生きてるんだ
そう実感出来て、嬉しさが高まる
ここ?
辿り着いたのは、地下へ続く階段だった
一段づつ、降りて行く
すると、そこには虎杖くんが床に倒れていて、先生が呪力について説明していた
なんか、虎杖くん大丈夫ですか?
それぞれ別の反応をする2人に私は少し嬉しくなった
私が笑顔でそういうと、五条先生は納得したような表情を浮かべ説明し始めた。
成程、両面宿儺が彼を助けたと…
でも、何か引っかかる
宿儺が何の条件もなしに彼を生き返るわけがない
だけど、悠二くんは何も知らない
少なくとも、記憶を消去されたことは確かですね
ですが、ただ単純にびっくりさせたいだけだったとは思いませんでしたけれど
涙目になりながら抱きついてくる悠二くんに私は笑みを零しがら頭を撫でた
あれ?でも、特級呪術師って忙しいんじゃ
あっ、ちょっとクズい音が聞こえますね。
気の所為でしょうか?ニコ
逆に五条先生は私が術式を使えるとでも思っていたのでしょうか?
成程、確かに呼吸のことを知らなかったらそうなりますね。
先生には話しておいた方がいいかもしれません
なんだそれって顔してますね
まだよく分からないって顔してますね
まぁ、私も話をされた時なんのことかよく分かりませんでしたし、当たり前でしょうか?
呼吸は、まだ謎が多い。
新しいことを知れたと思っても、また一つ謎が増える
とりあえず、悠二くんが生きてて良かった
本当に良かった
にしても、生きてること知った野薔薇ちゃんと恵くん達は大丈夫でしょうか。
………。
あまり考えないようにしよう
next.15×♡















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!