……………
「ずばり、相手の方は!!」
『………』
「ファンの皆さんについてどうお考えですか!!」
『………』
「お相手は芸能人なのですか!!」
『………』
あーもう!!飽きた!この会見飽きた!!←
てか撮られて会見開く??え??
どこもかしこも同じ質問ばっか。
チョコレート食べた…「プロ意識が低いのでは??」
『……え?笑』
司会「どうぞ」
「〇〇と申します。
前田さんはデビューをしており、
今の周りの状況からも考えていると思っていました。
しかし、このような状況にも関わらず
写真を撮られる…プロ意識低いのでは。」
『さすがに17歳でも考えるし警戒していますよ』
「しかし結果として撮られている!!
事実なんですよ。? はっ、こりゃ終わったな笑」
『……たしかに写真の相手は芸能人です。
私もきちんと変装をすれば良かったですね。
1000歩譲って私にも落ち度があるとしましょう。
でもあなたは相手の名前を知りませんよね?』
「では名前を出してください。?
まぁそうすれば相手の方にもバッシングがいく。
名前を出さなければ叩かれるのはあなただけですむ。
どっちにしろあなたは終わりです。笑笑」
『……け…ゆ…』
「え?聞こえないなぁ笑笑笑」
『…新田真剣佑。写真の相手は私の兄ですよ。笑』
「な、は!?」
『証拠も欲しいですか?
……はいこれ。その日、一緒に撮った写真です。
かっこいいでしょ?笑 うちの兄。』
「そんなばかな、!!」
『イヤリングも。このブレスレットもお揃いです🤗』
ザワ ザワ ザワ ザワ
「じゃあ相手の方は新田さんですか!」
「それは事実なんでしょうか!!」
『事実も何も、こうやって証拠があるわけだし。笑
ていうか兄もTwitterにあげるって言ってたし…
本当はもう上がってたりして!』
『〇〇さん。私が変装をしなかったことも
ひとつの原因かもしれません。
それはこの場を借りてお詫びさして頂きます。
誠に申し訳ございませんでした。
しかし、ありもしない事実にのっかり
私に言いがかりをつけ、精神的なダメージを与えた。
17歳の高校2年生に。ね。?
そこはどうするつもりなんですか?』(^^*)
「…くそっ…!!!」
『私の事どれだけ嫌いなんですか…笑笑
ここにはカメラも音声もそろってる。
そこを踏まえた上で、
私に謝ってくれるのなら謝ってください。』
「…っもうしわけ、ありませんでした…っ。」
『(^^*)』
司会「他にありませんか。
以上をもちまして、会見を終了させていただきます」
『お忙しい中お集まりいただき、
すみませんでした!ありがとうございました!!』
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『あー疲れた…どぅわっ!!」←
中島「あなた〜!!!!!」
『えなになになになに笑笑』
中島「よく頑張ったね!!えらい!!」
『え、あ、どうも、笑笑』
中島「よく黙らせたね、すごい!」
『元からあーゆう人だったしね。笑』
中島「精神的なダメージ?大丈夫???」
『ねぇきもい!!!笑笑
謝らせるために言っただけだから!!
てかそろそろ離れろよ!!笑笑』
中島が全然離れてくんない。
私大丈夫だからね!!??
あとから聞いた話だけど、
あの人会社の位置?落とされたらしいよ。︎☺︎
時代って怖いね!!
ちなみに写真があがってるかも
って言った3分前にちょうど写真あがってたよ。
兄妹ってすごいでしょ。????←
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。