第5話

何があっても君を守るよ
903
2019/08/07 06:54
たぁーくん
たぁーくん
あ、そうなんすか!
たぁーくん
たぁーくん
ことはちゃーん!
貴女
貴女
はーい…
父親
よぉー
貴女
貴女
ビクッ…
父親
帰るぞ。
貴女
貴女
嫌だ…離してよ…!
父親
口答えすんな!
あぁ…幸せな時間ももう終わりか…

また殴られるんだ…







あれ…?痛くない…?
智くん
智くん
何しとんですか!
父親
お前に関係ない
父親
どうもお世話になりました。しつれいします
貴女
貴女
離して!帰りたくない!
父親
何を言うか…。学校など行けなくなるぞ
貴女
貴女
行かせてくれないのに!
家の家事とお父さんのストレス発散に使われるのはもうこりごりなの!私は自由になりたいの!
父親
この……!
パシィン…!
貴女
貴女
バタッ…(気絶)
智くん
智くん
あなた!
父親
それでは。
たぁーくん
たぁーくん
待てよ。クソジジイ
父親
初対面の相手に何を言うか!
たぁーくん
たぁーくん
あなたちゃんにどんな過去があったかはわかんねぇけど、今の話で大体わかった。
智くん
智くん
お前、あなたに虐待してんだろ
父親
はぁー
父親
だったらなんだよ
たぁーくん
たぁーくん
んでそんなことしてんだよ!こいつがなんかしたかよ!
父親
うぜぇんだよ!なんなら死んでもなんとも思わねぇ。だけどな、こっちは仕事でストレスがたまるからストレス発散に使ってやってんだよ!
たぁーくん
たぁーくん
てめぇ…
濱田くんが殴りかかったとき、それよりも早く、誰かがお父さんを殴った
父親
ぐはぁ!
ゴキュ…バキィ…バシィ…




うっすらとした私の意識の中で私が見たのは、






真顔でひたすら私の親を殴り続けてくれている智くんがいた。







あれ…今……一瞬…






それを見てすぐ、また私の意識はどこかへ行った。



たぁーくん
たぁーくん
か、神ちゃん…
あきとぉ
あきとぉ
な、なんの音やねん!
じゅんたぁ
じゅんたぁ
なんだか分からないけど、のんちゃんと流星はあなたを!あきと、しげ、神ちゃんを止めろ!濱ちゃんは救急車を!俺は警察を呼ぶ!
淳太くんの判断で物事がスムーズに行われた
ピーポーピーポー


ウゥーウゥー







しばらくして、お父さんは警察に捕まった







私は、救急車で運ばれた。隣には眠っている智くんと濱田くんがいた。




~病室~
貴女
貴女
ん…
ここは…?
貴女
貴女
手が…暖かい…
手元を見ると
貴女
貴女
智くん…?と濱田くん…?
疲れてしまったのか、私の手を力強く握って眠っている二人がいた
貴女
貴女
と、智くん……濱田くん…
智くん
智くん
ん…あなた!!
智くん
智くん
濱ちゃん!起きて!あなたが起きたで!
たぁーくん
たぁーくん
んぁ……!!あなた!
たぁーくん
たぁーくん
よかった…
智くん
智くん
グスッ…
貴女
貴女
なんで、泣くの?智くん
智くん
智くん
俺、あなたに俺がいるからって言ったのに…守れなくて…ごめん…
貴女
貴女
と、智くん!
智くん
智くん
ん?
貴女
貴女
私は智くんがいればどんなことだって耐えられた。今回のこともだよ。いつもなら従ってついていってたのに智くんの笑顔を思い出して、初めて抵抗したんだもん。
貴女
貴女
また、助けられちゃったね…
智くん
智くん
ええんよ!もっと、俺を頼ってええんよ!
貴女
貴女
でも、…ほんとのコイビトじゃないのに頼れないよ…
たぁーくん
たぁーくん
え?どゆことなん?
貴女
貴女
ごめんなさい。智くんは…(今までのことを話す)
たぁーくん
たぁーくん
そういうことやったんやね。でも、俺らはそんなに嫌な奴ちゃうで?
たぁーくん
たぁーくん
そういう事情ならちゃんと受け入れてたで
貴女
貴女
ごめんなさい…
たぁーくん
たぁーくん
謝らんでええよ。これからはもっと頼ってな!
智くん
智くん
だって!だけどな、あなた。
貴女
貴女
ん?どうしたの?
智くん
智くん
俺は、お前とまだコイビトでいたい
貴女
貴女
えっ…
智くん
智くん
初めてあなたを助けたときから好きだった。一目惚れしたんだ!あなたに
貴女
貴女
…ヒィク…グスッ
智くん
智くん
そんなに嫌やったんやね…ごめん
貴女
貴女
違うの!
貴女
貴女
嬉しいんだ…
貴女
貴女
智くん
智くん
智くん
…えっ…あ…はい!
貴女
貴女
ふつつかものですがこれからもよろしくお願いします(*´∇`)
私は今、心からの笑みをこの二人に見せたのかもしれない





智くん…濱田くん…ありがとう
たぁーくん
たぁーくん
なーなー
たぁーくん
たぁーくん
俺の存在忘れとらん?笑
貴女
貴女
す、すみません…
たぁーくん
たぁーくん
俺もタメがいいなー
貴女
貴女
え…でも…
たぁーくん
たぁーくん
ええやん
貴女
貴女
うん!
ナース
ナース
田神さん。体に特に以上はないので今から退院できますよ
貴女
貴女
ありがとうございます!
智くん
智くん
ほな!かえろか!
貴女
貴女
うん!
たぁーくん
たぁーくん
みんなおどろくやろなー笑
貴女
貴女
そうだね笑
智くん
智くん
なな!ドッキリせーへん?笑
たぁーくん
たぁーくん
ええやん!どないな内緒にするん?
貴女
貴女
じゃあさ、私は死んだってことにして、私が雪女の服で出てきてさ、智くんと濱田くんにはなにも見えなくて、怖いなーっていうドッキリ!
たぁーくん
たぁーくん
ええやん!
智くん
智くん
そうと決まったらはよかえろ!
貴女
貴女
うん!




ーーーーーキリトリーーーーー
作者
作者
こんちゃー!
作者
作者
あなたちゃん!幸せになってきたね!
作者
作者
しばらくは死ネタはないから、普段の日常生活とか、そんな感じのを書いていくね(о^∇^о)
作者
作者
もちろん、R18も書くよ💚(小声)
作者
作者
それでは~💚

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