第11話

🐻
1,750
2023/10/17 16:25


『うわ、やっちゃった』



朝、喉の痛みと頭痛がありまさかと思ったが
案の定。38度の熱があった。

今日はボムギュとデートの約束だったのに。

でも移す方がもっとだめだ。仕方ないけど断るしかない。


u
ボムギュ、今日行けないや
u
ドタキャンでごめんね
범규
いいけど、どうしたの?
범규
大丈夫??
u
熱出ちゃった
범규
は?!まって今すぐ家行く



あー、心配かけちゃって申し訳ないな、















ガチャ





🐻「うわ、開いた。もーちゃんと鍵閉めなきゃだめでしょ〜」




ドタドタと足音がする。
走って寝室に向かってくるボムギュ。




🐻「あなた!!死なないで!!」


『来てくれてありがとう、死なないから、』


🐻「何がいいか分かんないからあるもの全部買ってきたけど、」


『え、こんなに買ってきたの、?ごほっ、』





大きなスーパーの袋から沢山の薬とゼリーや飲み物を出すボムギュ。






🐻「大丈夫?いや大丈夫じゃないよね、俺に出来ることない、?」


『ここに居てくれるだけでいいよ』






あまり力の入らない手でボムギュの手を握る。
普段こんなことめったにしないけど、熱の力をかりて、

ボムギュの方を見るとあからさまに照れていた。






🐻「…何も出来なくてごめんね、」


『んーん、大丈夫だよ、ありがとう』






ぎゅっと手を握り返してくれる。






🐻「あ!ゼリー食べる?」


『ん、たべる』


🐻「食べさせてあげる」


『え、大丈夫だよ。手は使えるし、』


🐻「いーから!!」





🐻「はい、あー、」


「ん、おいし」


🐻「う゛きようぉ…」





結局、ボムギュに食べさせてもらった。


薬を飲んでまたベッドにもどる。






『ん、ありがとう』


🐻「ほら、寝な」


「ボムギュは、?」


🐻「あなたが寝たら帰るよ??」





帰っちゃうんだ、





「…いかないで」


🐻「え?」


「帰っちゃいや、」


🐻「…はー、帰らない!!あなたの傍にずっといる!!」




そう言って布団の中に入ってくるボムギュ。




「そんな近いとうつっちゃうよ、」


🐻「だいじょーぶっ」



「…あったかい」



🐻「おやすみ、あなた」







次の日、案の定。







🐻「げほっ、あなた〜…」


「だから言ったのに、」








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