夏休みの終わりが近づいてきたある日。
私は宿題にやっと手をつけた。
鋭い発言に固まっていると、堅治がやってきた。
せっかく来たんだからもっと一緒に居たいし…と思って私はキッチンにお茶を注ぎに行った。
残された堅治と大夢。
堅治は手をとめない大夢を見て、堅治は大夢の向かい側に座った。
そう言って、大夢が置いていたノートを開いて数ページ捲り、そっとノートを閉じた堅治。
堅治の言葉に、
と、答える大夢。
ぽけーっと大夢の話を聞く堅治。
大夢が話終えると同時にあなたが戻ってきた。
大夢が夢の話、と答えてくれたため頷いて堅治の隣に座る。
お茶を一気飲みして急に帰ると言い始めた堅治を玄関まで送る。
この間、??
なんの事か考えていると、堅治に頭を引き寄せられた。
なんて照れ隠しを言ってしまう。
堅治は最後にぽん、と私の頭を撫でて帰っていった。
その次の日から、堅治に連絡をしても返信が遅くなり、会わなくなって、勉強してろと言われて3日間大人しく宿題をしてしまった。
こんなことをしているうちに、夏休みが終わるまであと1週間になってしまった。
あと1週間しかないんだよ。堅治。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。