営業開始の少し前、あなたの下の名前は開店準備をしていた。朝早くから「今日暇だから出るわ」と、もりこーからメッセージが来ていたことに気づいていない。その時、ドアについた鈴をカランコロンと鳴らして入ってくる。
時間になり、看板が『只今営業中』に変えられる。外がいつもより少し賑やかなのは、これも高校を影響だろうか。
………
もりこーが帰り、とうとうあなたの下の名前が一人になる。外を見ると、高校生が歩いている。そろそろ高校も帰宅時間らしい。少女は高校生が来ないことを少し残念がり、不貞腐れて店を閉めようとしているのか片付けを始めている。
看板を変えようとした直前に声が遠くから聞こえてきた。
高校生が来たことにより、まだ店をひらく選択をとったようだ。テンションが大幅に上がったのが目に見えてわかる。営業時間を過ぎかけているが放おっておこうか。














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。