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第1話

”生きる”
63
2026/05/30 01:46 更新
〜ノーマン出荷後〜※オリジナルなところがあります
(なまえ)
あなた
ノーマン…
イザベラ
イザベラ
………
イザベラ
イザベラ
(分かるわよあなた。悔しいのよね。自分が不甲斐ないせいで逝かせてしまったあの絶望。だからといってもがいても何も変わらないのに…可哀想な子)
イザベラ
イザベラ
あなた、ちょっといいかしら
(なまえ)
あなた
ママ…
イザベラ
イザベラ
あなた、よく聞いてね。私はあなたが望むならこの農園の飼育監候補に推薦しようと思っているの。
(なまえ)
あなた
…飼育監…候補…
イザベラ
イザベラ
えぇ。大人になって子供を産んで能力が認められればママやシスターとしてハウスに戻ってこられるの。貴方にはその資格がある。貴方が望むなら私は喜んで推薦するわ。
(なまえ)
あなた
ママ…私にそんな資格ないよ…私だけのうのうと生きてるなんて耐えられない…
イザベラ
イザベラ
いいえ、あるわ。のうのうと生きているのではないわ。ノーマンは貴方に生きていてほしいはずよ?
(なまえ)
あなた
(…そんなこと私が一番分かってる分かってるけど…!)
(なまえ)
あなた
私も…きっとノーマンも本当の意味で生きてるだなんて思わないよ…!
イザベラ
イザベラ
(…バカね。苦しみが続くだけなのに…)
(なまえ)
あなた
生きたいけど…私の”生きる”はみんなを蹴落として生き残ることじゃない…!
イザベラ
イザベラ
分かったわ。なら貴方に待っているのは出荷と死だけよ。今一度思い知りなさい。
(なまえ)
あなた
ノーマン…
イザベラ
イザベラ
(エマもあなたもなんて愚かなの…希望も渇望も最後には絶望に変わるだけなのに…)
エマ
エマ
…あなた…話があるの…
(なまえ)
あなた
エマ?足は…大丈夫なの?
エマ
エマ
うん大丈夫…ノーマンから手紙を2つ預かったの。1つ目は脱獄と、2つ目はノーマンが「あなたに渡して」って…
(なまえ)
あなた
ノーマンが私に…?
エマ
エマ
うん…
(なまえ)
あなた
ありがとうエマ…
エマ
エマ
あなた…絶対に諦めないでね。一緒に…ここから出よう?ノーマンの分まで
(なまえ)
あなた
ノーマンの…分まで…
(なまえ)
あなた
(すごいなエマは…エマだって辛いはずなのに…私は不甲斐ないな)
(なまえ)
あなた
うん…生きてみんなでここから出よう…!
(なまえ)
あなた
(これが私の”生きる”だ…!)
レイ
レイ
ありがとう。バイバイ。エマ、あなた
レイがマッチを落とす瞬間あなたは考えるよりも先に手が動いた。

ジュッ!という音といっしょに火が消えた。
レイ
レイ
お前…手!
(なまえ)
あなた
ノーマンから伝言…「ここじゃなくてもまだ死ねる」。
エマ
エマ
「いいモノ見せてやるから黙って来い」。
(なまえ)
あなた
ノーマンは分かってたんだよ…レイがこうすること…
ノーマン
ノーマン
あなた、レイは死ぬ気だ。
(なまえ)
あなた
つべこべ言わず来るの!ノーマンは…みんなはレイが死ぬなんてこれっぽっちも望んでない!
エマ
エマ
そうだよ!ここまで来たの!だからレイも生きるの!
レイ
レイ
(分かってたのかよ…やっぱノーマンには勝てねぇな。)
(なまえ)
あなた
さようならママ。これが私の…私達の”生きる”だよ…。今まで本当に、本当にありがとう…
イザベラ
イザベラ
……さようならあなた…幸せにね…
イザベラ
イザベラ
(見抜けなかったわ、私の負けよ…あなた。行ってらしゃい気をつけてね。願わくばその先に光がありますように…)
(なまえ)
あなた
見ててね…ノーマン。
(なまえ)
あなた
(生きてみせるから…!)

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