第13話

第8話
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2023/10/13 08:27
景元
おやおや、お熱いことで
丹恒・飲月
…あまりあなたの下の名前をいじめるな
あなた
えっ……景元?
景元
!、貴女はあなたの下の名前か。あまり変わっていないな
あなた
景元こそ、私をからかうのは変わっていないね
景元
はは、やはりあなたの下の名前との会話には飽きないな
彦卿
将軍っ!
(離してもらえたらしい彦卿)
景元
さて、久々に帰って来たというのに、どうしてもっと早く教えてくれなかったんだ?旧友を懐かしく思うのなら、早く知らせても良かったんじゃないか。
俺のやるべきことは、もう終わった
景元
あぁ、そうだろうとも
景元
君たちは以前、仙舟 羅浮を助けてくれた。微かな助力だったとはいえ、感謝しているんだ。この者を連れて行け、今回は見なかったことにしよう
あなた
カフカさん…私はどうしたら…?
カフカ
そうねぇ…あとで迎えに行くから、今は飲月君と一緒に居てちょうだい
あなた
わかりました、また後で
 
景元
…改めて、久しぶりだな旧き友よ
丹恒・飲月
…俺は彼じゃない
景元
ああ…すまない
景元
ふふ、まだ行かせる訳にはいかない。列車の友人たちが「鱗淵境」で君たちを待っているんだ…私と一緒に彼らに会いに行こう
あなた
なのたちが…
あなた
でも…っ!私はなのたちを突き放したから…あわせる顔がないと言うか……
景元
それでも彼らは、貴女のことを仲間のように思っている。
景元
それでも、会わないというのか?
あなた
っ!…会いに…行きます
鱗淵境
景元
鱗淵境の景色は以前と変わらないというのに、再びここに立つ君と貴女と私は、もう違う。たとえ肉体が滅びぬ長命種だとしても、天地の不変と並ぶことはできないか
丹恒・飲月
俺は「丹恒」だ。「丹楓」では無い
あなた
(景元は顔色一つ変えていないけど、丹恒は少し機嫌が悪そうだし…それに纏わりつく空気がなんだか重い…なにか明るいような話題は無いかな…?)
あなた
あ、あのなのたちがここにいるんですよね…?
景元
あぁ、そうだとも
丹恒・飲月
三月やヴェルトさんが…あいつらをここに連れてきたのか!?
景元
あぁ、この先の「顕龍大零殿」で待っているよ
景元
行こう。君たちの友人が待っている
あなた
無事だといいんですが…ってうわぁ!
景元
大丈夫かい?この残骸はレギオンだ
景元
これまでレギオンが同盟にちょっかいを出すことは無かったのだが…あらかた七大君のせいだろう
あなた
七大君…今回の例だと『幻朧』ですかね…
景元
あぁ、流石よく知っているね
丹恒・飲月
行こう、三月たちが心配だ
景元
ほう、君たちの友人がレギオンの連中と戦っているね…
丹恒・飲月
急ぐぞ、早く加勢してやらないと
あなた
はい!
あなた
お待たせ!なの!
三月なのか
あなたの偽名!良かった…無事で…!
あなた
ごめんね、なの。急に逃げ出したりして…
三月なのか
全然大丈夫だよ!
三月なのか
…あとさ、あなたの偽名、この人って丹恒?
丹恒・飲月
悪いが、詳しい話はレギオンを倒してからにしよう
あなた
回復ぐらいしかできませんけど…頑張ります!
戦闘が終わり
符玄
景元!やっと来ましたか!
景元
はは、すまないすまない。ご苦労だった符玄殿。神策府の戦報はもう読んである、幻朧の計画については…
あなた
はー…やっと終わりましたね
三月なのか
あなたの偽名!
あなた
なの!ごめんね、加勢が遅くなって…
三月なのか
全然いいよ!それに大丈夫!ヨウおじちゃんがいるから!
ヴェルト・ヨウ
はは、流石にずっとは無理だな…それより良かった。あなたの偽名さんと丹恒が無事で
三月なのか
やっぱり丹恒なんだ!
丹恒・飲月
…やっぱりヴェルトさんの目は欺けないな
ヴェルト・ヨウ
舐めてもらっては困るな
あなた
…みんな、仲良しだな
あなた
なんだか凄く
丹恒・飲月と主人公
懐かしいな…
あなた
えっ?
丹恒・飲月
ふっ
あなた
わ、笑わないでっ!
あなた
…でも、またあの頃の様にまたみんなで色んな話をしたり、遊んだり…したいな…
丹恒・飲月
あの頃…か
あなた
丹恒・飲月
なんでもない、先に進もう
あなた
…うん!

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