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御前崎八幡宮side
ゆさゆさ
私は目を擦りながら隣にいるルカさんにおはようを言う
ルカさんはにっこり笑って返事をしてくれる。
……ルカさんは凄いなぁ…
最近はぜんさんも来たから朝ごはんを作る頻度が減ったはずなのに毎日早起きして身支度を済ませて起こしにきてくれるんだよなぁ……
あれ、もしかして私の彼氏天才なのか…?
そんな事を考えていたらルカさんが私の頬をさっと撫でてから横髪を掬い上げ、唇を落とす。
思わぬ展開にビクリと身体が跳ねる。
それを見たルカさんはくすりと笑い、隣に座ってくる。
唐突にそんなことを聞かれた私は分からない、と返事をする。
ルカさんに言われてハッとなる。
そうだ、私の誕生日だ。
そこまで言うと私の方にもたれかかってくる。
上目遣いでそう言ってくるルカさんは可愛いどころじゃない。
ルカさんは笑顔でこっちを見てくる。
そう言って手渡されたのは小さめな箱。
でもみるからに高級そうな感じがする。
箱を開けると中には可愛いネイルが入っていた。
ルカさんに服と髪の毛をセットしてもらう。
そしてそのままめめさん達にも祝ってもらう。
ベッドの中で誕生日の余韻に浸りながら隣で寝ているルカさんに感謝を伝える。
それだけ言って眠りに着こうと反対側を向く。
すると後ろからどういたしまして、という声がする。
それだけ言うとルカさんは私に抱きつきながら寝息をたて始めた。
聞こえていたという事実と抱き着かれた事による恥ずかしさ、そして今日の余韻にもみくちゃにされながら私の誕生日は幕を閉じた。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。