第32話

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2026/02/22 13:33 更新











(なまえ)
あなた
あった…




海沿いを15分ほど自転車を走って
国道に出たところにスーパーはあった。


必要なものを購入して、急いで自転車に戻る。


しばらくすると
自転車の異変に気づいた。


降りて確かめると、
タイヤがぺしゃんこに潰れている。

(なまえ)
あなた
パンクしてる…


もうだいぶ戻ってきてしまった。


もっと早く気づいていれば
タクシーを拾えたかも知れないのに。


急いで出てきたせいで、スマホも忘れていた。
これでは與那城さんたちに連絡も取れない。


あんなに『大丈夫です!』って言ってきたのに
心配をさせてしまうかもしれない。




陽はすっかり落ちて、
夜の静けさが広がっている。



街灯の間隔がやけに遠くて、暗闇を歩くたびに
さっきまでの高揚が、少しずつ剥がれていく。



こんなことさえ出来ない自分が嫌になる。
忘れかけていた何も出来ない自分の感覚が戻ってくる。



変わった気でいたけど、何も変われていなかった。



與那城さんに甘えて、助けられて
それを自分の成長だと勘違いしていただけだった…



胸が締めつけられるように苦しくなる。
静まり返った道に、自分の呼吸だけが大きく響いた。















愛奈さんスポットライトありがとうございます!

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