ゾム『おはよ〜!』
モブ『キャーーーーーー!おはようございます!ゾム様!』
サービス精神◎
ゾム『おっ、あなたおはよ〜!』
あなた「お...おは...よ。てか、わた...しに...は、話しかけて...いいの?」
ゾム『俺が自分の意思で話しかけてるからええねん』
あなた「へぇ......」
ゾム『それとも話すのは嫌か?』
あなた「......いや」
なんか
こいつと話してると
ちょっと調子狂う
あなた「離......れて...」
ゾム『死なれたら困るから』
あなた「...そっちが困っても...こっちは何も無いんだから」
ゾム『失う物なんて何も無いって言いたいんか?』
あなた「無いものは...無い...」
ゾム『じゃあその失ったら困るもの俺にせん?』
あなた「...は?」
ゾム『俺はあなたが好きやから失いたくない』
あなた「私は何も無いから」
ゾム『え、今サラッと告白したんやけど』
あなた「どうせ嘘」
ゾム『嘘なわけないやん...///』
あなた「たとえ嘘じゃなくても...まだ疑いはあるし...私は振る以外の道無いから...」
ゾム『じゃあ俺のこと好きにさせて死にたくないって思わせたるから』
あなた「え...」
ゾム『覚悟しとけよ!』
キーンコーンカーンコーン
ゾム『じゃあな!また後でな!』
サラッと言ってたけど...
好き......って
あなた「絶対好きになんない」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!