第18話

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2022/11/18 05:37

「あっ」


🐿「あ、」







スビニヒョンとヒュニンと別れて帰っている途中。
あのお店を横切ろうとするとあなたさんが出てきたところだった。






「えっと、テヒョンくん?こんにちは」


🐿「どうも(ぺこ)」


「…寄ってきますか?」


🐿「じゃあ、」






どうぞどうぞ、とニコニコしているあなたさん。
ふわっと柔軟剤の香りがした。






アメリカーノを頼んでお店を見渡しながら待つ。

けして広くないけど小さなカフェで落ち着く空間だ。






🐻「お待たせしました…あ、君、」







奥から出てきた人。たしか、スビニヒョンのライバル。





🐻「あのうさぎ野郎の友達?」


🐿「…スビニヒョンの後輩です」


🐻「ふーん、どうぞ」





トレーにはアメリカーノ1つとマカロン3つ







🐿「あ、マカロン頼んでないんですけど」



🐻「良かったら食べてくださいってヌナが、スビンくんにもお世話になっているので〜ってさ」



🐿「え、お金、」



🐻「それもいいって。これヌナが作ったやつ、これから売ろうと思ってるから試食程度にって」



🐿「じゃあ、お言葉に甘えて」



🐻「……スビンって人とヌナの話なんか知らない?」








頬杖をついて機嫌悪そうに聞いてくるその人。








🐿「なんかとは」



🐻「ヌナが好きとか、告白しようとしてるとかさ」



🐿「どっちも当たりですけど」



🐻「うっわ、やっぱり?」



🐿「あなたもあなたさんが好きなんですね」



🐻「ボムギュ。君は?」



🐿「テヒョンです」







そっちから名前を聞いてきたのに、ふーん とつまらない反応をされる。







🐻「オレも負けないから、って言っといて」







表情を変えずにそう言う。
少し目がギラついてるような気がしてドキッとした、













スビニヒョン、ライバルは手強そうです。

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