第7話

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2026/04/29 11:00 更新















   渚 side




烏間 惟臣
みんなに一つ、お知らせがある







   教室に入って来て授業を止めた烏間先生は

   開口一番、そう言い放った




   教室の中を飛び交っていた話し声が、

   ピタリと止まる






前原 陽斗
お知らせってなんだ?
中村 莉桜
さぁ?

烏間 惟臣
このクラスにもう一人の生徒が新しく加わることになった
烏間 惟臣
と言えば分かりやすいだろうか







   ────「新しい生徒」



   その一言で、落ち着いていた教室に

   ざわざわと声が戻る





赤羽 業
でもさ〜、それ
赤羽 業
「こう言えば分かりやすいかな」って言ってるってことは、厳密には転校生じゃないんでしょ?
烏間 惟臣
そうだ、転校生ではない
烏間 惟臣
そして、他のクラスから落ちて来たわけでもない







   転校生でもなくて上のクラスから

   落ちて来たわけでもない⋯⋯⋯



   他にあり得る可能性なんてあるのかな?






殺せんせー
にゅや、今日はもう来ないのかと思っていたのですが
殺せんせー
遅刻してもちゃんと来たんですね
殺せんせー
偉いです







   流石に殺せんせーはその人のことを

   知ってるみたい


   多分顔合わせとかはしてないんだろうけど




   って言うか朝のHRじゃないのに

   タイミングが珍しいなって思ってたら

   普通に遅刻だったんだ(






赤羽 業
────ねぇ、まさかとは思うけどさ







   後ろからそんな声が聞こえて来て、

   思わずカルマくんの方を振り向いた




   最後列の席に座るカルマくんの目は

   細められていて、いつもとちょっとだけ

   表情が違う



   やっぱり、

   カルマくんは新しく入って来る人に

   思い当たる節があるみたいだ






烏間 惟臣
恐らく、君の想像通りだ







   烏間先生はそう一言だけ返答して、

   僅かな間を置いた






烏間 惟臣
─────今日から復学する神凪だ
烏間 惟臣
皆殆ど面識が無いだろうが、仲良くしてやってくれ







   烏間先生のその言葉のタイミングに合わせて

   教室に入って来たのは、一人の女子




   あれが、休学中だった神凪さん⋯⋯⋯?



   そもそも二年くらい休学していた

   神凪さんが復学することなんて、

   絶対に無いと思ってた




   みんなの視線を浴びる神凪さんは、

   ぺこりと会釈してから一言も喋らず

   カルマくんの隣にある自分の席へ着いた






赤羽 業
久しぶりだね、あなたの下の名前ちゃん
赤羽 業
なんで学校来なかったの?
あなた
ごめんごめん、ちょっと気乗りしなくてさ〜







   カルマくんの問い掛けに、神凪さんは

   その時初めて口を開いた



   その口から飛び出て来たのは、

   思ったよりも軽い言葉




   いや、気乗りしなくて休学ってなんだよ!






赤羽 業
てかさぁ、せめて自己紹介くらいしたら?
あなた
いや、みんな私のこと知ってるしもう良いかなって⋯⋯⋯







   まぁ確かに神凪さんのことは

   学校中で有名だから僕も知ってるけど






あなた
ん〜、一応やっとくか⋯⋯⋯

あなた
休学中だった神凪あなたの下の名前だよ
あなた
みんなが知ってる通り、私は学校1の劣等生
あなた
色々あって今日から復学することになったから、よろしく


あなた
⋯⋯⋯あと何かあったっけ







   簡単に名乗ってからそう呟く神凪さん


   いや、好きな食べ物とか特技とか

   流石にもっとあるでしょ



   て言うか、自分でも劣等生を認めてるって話

   本当だったんだ




   神凪さんは暫くう〜んと考え込んだ後、

   ハッと思い出したかのように手を叩いた













あなた
大事なこと思い出した!

あなた
私、みんなの邪魔にならないように暗殺には参加しないから!










E組
⋯⋯⋯え???







   僕は今の今まで予想していなかった



   ────このE組で殺せんせーの暗殺に

   参加しない人が出てくるなんて⋯⋯⋯














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