第39話

▷ 38 ◁
1,066
2026/05/31 11:00 更新














あなた
はぁ⋯⋯⋯
あなた
やらかしたかな







   カルマが部屋に戻った後、

   私は廊下に佇んだまま息を零す



   カルマには関係の無い余計なことまで

   言ってしまった






あなた
別にシリアス系に持って行きたかった訳じゃ無いんだけど⋯⋯⋯







   何故あんなことを言ってしまったのだろうか




   ───そんなこと、分かりきっている


   カルマが私に合わせてきてると思ったから




   月と太陽の質問、

   アレの返答でカルマは私に合わせて

   月だと答えた



   本人は隠していたつもりなのかも知れないけど

   全部筒抜けだ




   ────彼が私に合わせてくれたのなら、

   私も少しは自分のことを教えてあげないと

   理不尽


   きっとそう思ったから、

   無意識の内にあんなことを

   言ってしまったのだろう





あなた
まぁ、良いか
あなた
多少の情報開示はした方が良いだろうし







   立ち直りが遅かったら呪術師なんか

   やってられない



   こう言うときには呪術師の能力が役立つね



   最も、その所為で人の死に鈍感に

   なってるんだけど




   人が死んでも

   「あぁ、その人死んだんだ」

   それだけで終わり






あなた
(イカれてなきゃ特級なんてなれないか)







   いつも五条にイカれてるとか

   頭ぶっ飛んでるとか言ってるけど、

   そう言う私も頭狂ってる自覚はある



   怪我しても特に痛みとか気にならないしね



   それに、私は平然と自分の身を犠牲にして

   行動しようとする癖がある────らしい


   私的には別に何とも思ってないんだけど、

   どうやら周りからは自己犠牲の塊に

   見えるのだとか⋯⋯⋯






あなた
(そろそろ寝たいけど⋯⋯⋯)







   そろそろ部屋に戻って寝たい



   長期任務中だからある程度数は

   抑えられてるけど、

   学校に任務に、色々と忙しくて常に睡眠不足



   だからさっさと寝たいんだけど────






   殺せんせーの部屋に、部外者の気配が一つ



   気配的に殺し屋───スナイパーかな



   大方、一日中殺せんせーに張り付いて

   殺そうとしてたけど、

   結局逆に手入れされた感じなんだろう



   この様子だともう殺意は無いだろうけど、

   念の為に警戒しておかなければいけない



   血迷って生徒を人質に取ったり

   物凄い殺意を放って呪霊生み出したり

   ────流石に無いだろうけどさ



   それで念を入れずに放置した結果

   そのもしもが起こったら

   冗談抜きで私の首飛ぶからさぁ






あなた
え~、これあのスナイパーさんが帰るまで私起きておかないといけないじゃん







   さっさと帰ってくれたら良いけど、

   殺せんせーとの会話が弾みでもしたら

   中々帰ってくれないだろう



   あの殺し屋が帰って安全が確認されるまで

   私は起きておかなければならない






あなた
マジか~⋯⋯⋯



茅野 カエデ
あなたの下の名前ちゃ~ん、そろそろ消灯時間だよ~!
あなた
は~い、今戻るよ~







   出来ることならこのまま部屋の外で

   いつでも動けるように待機していたいけれど

   消灯時間に部屋に戻っていなければ

   流石に先生だけで無く

   みんなからも怪しまれることだろう



   しかも何かあったときは

   こっそり部屋を抜け出して

   対処しないといけないし






   ────あ~、面倒だ






あなた
(さっさとあの殺し屋さん帰ってくれますように)







   心の中でそう思いながら、

   女子部屋へと戻った














プリ小説オーディオドラマ