松野千冬
「助けてって言え!!!」
「怖いなら泣け!!!」
「俺が全部…」
「守ってやるから!!!!」
私の中で一気にダムが崩れるように、強がりも嘘も全部流れていく
また、たくさん迷惑をかけるかもしれない
怪我をさせてしまうかもしれない
でも、松野くんなら
千冬くんなら
あなた
「ッ……ン…テ……たす…けて…ッ!!!」
泣きながらそう言う私に千冬くんはしゃがんで私と目を合わせる
優しく千冬くんが私の頭に手を置きながら口を開く
松野千冬
「俺を、信じろ。もう傷一つ付けさせたりしねぇから!」
バサッ
一言そう言って、私の視界は千冬くんのジャケットにより真っ暗になった
爽やかな千冬くんの匂いにこのジャケット
すごく安心してしまう
不良A
「あ゛ぁ゛いってぇぇなぁァァァ!!!」
「相変わらずテメェの殴りは脳に響くわァ」
松野千冬
「はっそれはよかった。バカなのがさらにバカになったじゃん」
不良A
「ッ…!!!テメェ本気で殺されてぇーのかよ!」
不良B
「舐めた口聞いてっと、痛い目見るんはてめぇだぞゴラァ!!!!!!」
松野千冬
「てめぇら仲良くぶっ飛ばしてやったのもう忘れたのかよ!!!!」
「ほんと学習能力ねぇーな」
不良A
「てめぇ!!!」
「おいお前ら出てこい!!!」
不良Aの合図でゾロゾロと仲間たちが出てくる
は?……つーか武器持ってんじゃん
拳で勝負できねぇのダサい塊集団
不良A
「今日も俺ら2人だと思ってただろ?!!残念だァてめぇは今日ぜってぇに殺してやる!!!」
不良B
「松野千冬今日が命日だ!!!祝ってやるよ!!!!!」
「てめぇら行くぞオラァ!!!」
正直この人数プラス武器を持ってるってなるとひとりじゃやべぇかもって思ってる
でも、後ろに小さくしゃがみこんでるあなたの姿見たらそんな弱気は邪魔でしかねぇ
ぜってぇに逃げねぇ
松野千冬
「おい間違ってるぜ」
「今日は俺の命日じゃなくてお前らが不良として終わる日だ!!!!」
向かってくる奴らひとりひとり的確に殴っていく
不良C
「ッテェ!!!!!!!!!!」
不良D
「ウッ…!!!グッ!!!」
松野千冬
「俺はそんなんじゃ負けねぇよ」
「てめぇらよく聞け!!!!!」
不良B
「誰が聞くんだクソ松野!!!!」
松野千冬
「俺は、東京卍會壱番隊副隊長」
「松野千冬だァ!!!」
「俺に喧嘩売るって事がどんな事か教えてやるから武器でもナイフでも銃でも」
「何でも持ってこい。全員ぶっ飛ばす」
不良A
「調子乗ってんじゃねぇーぞ!!!!」
松野千冬
「そんな遅せぇの俺には効かねぇよ!」
不良B
「どーだか!!!」
松野千冬
「っ!!!!」
やべぇ…
目の前の奴に気を取られて後ろに気づかなかった
不良B
「もうてめぇは完全に終わりだ!!」
松野千冬
「っくそ!!!!離せ!!」
「ッ…!どけ!!!!…ン!!」
不良B
「どけっていわれてだれがどくんだよ!!」
「おいお前ら!!1人1発こいつ殴れ!!」
「松野千冬の処刑タイムだァ!!!」
最悪だ
後ろさえとられてなければ余裕なはずだったのに…!!
不良C
「さっきはよくもやってくれたな!!」
松野千冬
「ッグッ!!!!」
不良A
「地味女を助けっからこーなるんだろうがよぉ!!!!!」
松野千冬
「…ン"ッッ!!!!ックソ」
いてぇ、、、これずっと喰らってたらさすがにやべぇ…!
グィッ
松野千冬
「ンンッ!!!!!!…ハナッ……セッ!!!」
髪の毛を引っ張られ顔を殴られる
や、べぇ
もう意識が
不良A
「おいおいさっきまでの威勢はどーしたんだよォ!!!!!!」
「俺らの命日にするとかいきがってたじゃーねぇか!!!!!!」
「俺らは有言実行!!今日がお前の命日だァ松野千冬!!!!!!死ぬまで殴り殺してやる!!!!」
くそ!!!!!!!
動け、動け体!!!!!
不良A
「しねぇぇ松野ォォォォ!!!!!」
ッ!!!
殴られる
そう思った時だった
不良A
「ッブッハ!!!!!!ッテェ!!!」
目の前にいたはずのクソ野郎が突然視界から消え去り離れたところに横たわっている
は?……何が起きた……
朦朧とする意識の中でぼやけ始める目を必死に開いて少し右を見れば
松野千冬
「ッ!!!!ま、マイキーくん…?!」
佐野万次郎
「雑魚相手に何やられてんの?」
な、んでマイキーくんがここに?!!
不良B
「は、、なんで、、、、無敵のマイキーが...」
?
「てめぇいい加減千冬を離せよ!!」
不良B
「ガハッ!!!!!」
俺を後ろから掴まえていたやつが倒れ体が自由になる
後ろを見れば
松野千冬
「ば、場地さん?!!!な、んで」
場地圭介
「千冬が女を守るために体張るとかちょーめずらしいなァ!」
三ツ谷隆
「マイキーこっち片付いたよ」
佐野万次郎
「ありがとう三ツ谷」
なんでみんないるんだ?!!
まさかみんなして...
俺を助けるために?!!!
松野千冬
「俺のためにありがとうございますっ!」
頭を精一杯下げお礼を言う
佐野万次郎
「誰も千冬のためじゃねーよ」
え、、?
龍宮寺堅
「なぁもしかしてこのジャケットにかぶさってるこのちいせぇのじゃね?」
場地圭介
「これが千冬の守りてぇ女か」
目的は、あなた?!!!!
いそいでドラケンくんのとこへ向かい追い払う
松野千冬
「ちょ待ってください!!1回離れて!」
龍宮寺堅
「あ゛?なんで」
松野千冬
「なんでっていうか、そもそもこいつは関係ないっすよね」
「クソ野郎たちの仲間じゃないしただの一般人で」
佐野万次郎
「どけ、千冬」
松野千冬
「...無理っす」
「いくら総長でもこいつ殴んのは俺...」
三ツ谷隆
「千冬誤解してるみたいだけど、マイキーや俺たちは別にその子を殴りに来たんじゃないよ」
「あー、、ただなんていうか」
「マイキーが気になってんだ」
松野千冬
「.....え?」
なんでマイキーくんがあなたの事を...?
会わせてもねぇし関わりねぇはずだ
俺の知らない所でなにがあった?
佐野万次郎
「そいつに用があんの」
「分かったら、どけよ千冬」
ど、どどどうしよう?!!!!
私の周りで何かが起きてる...?!
千冬くんはどーなった?
一体誰がそこにいるの?
気になった私はジャケットをとって周りを見る
佐野万次郎
「あ、」
龍宮寺 堅
「お、」
場地圭介
「こいつが千冬の女か...」
あなた
「コ.....ッ.....꒠꒠」
佐野万次郎
「こ?」
龍宮寺 堅
「にわとりか?」
あなた
「こ、こここ殺さないでくださいっ!!!!」
何この怖い人たちは!!!!!!!











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。