第11話

🤖‪”‬
1,479
2024/12/23 03:52 更新











             その日は 、珍しく昼で仕事が終わり
次の曲を作曲するために
事務所のプロデュース室にこもっていた。


パソコン等の器具は2台並べてあって
俺だけが向き合う形だけど
今日は後ろのソファでヒョンソクヒョンと
よしくんが作曲風景を眺めている。


ヒョンソクヒョンはヒョンソクヒョンで、
自分だけのプロデュース室を
いただいているけれど今は
作る気分じゃないからと見に来たらしい。


よしくんはいつもの事だから
なんにも思わないけど。











🦔
🦔
  や ー  …  腕があがったね?  
🦔
🦔
  Aメロ 、似合うじゃん  



🐯
🐯
  あさひは上手いんすよ 、作曲  
🐯
🐯
  俺好きだな 、あさひの曲  



🤖
🤖
  おう 、ありがと  












          メロディーを1個ずつ丁寧に設定する
1番いいハモリを見つけるために。


ずっと音に向き合うこの時間が
たまらなく好きだったりする。


なかなか次の楽譜に進めなくったって
完璧な音を見出すだけで
俺は満足してしまうくらいにこだわりが強い













🐯
🐯
  なぁなぁ 、一旦休憩にしよーぜ  
チキン持ってきたんだよ 〜 ㅋ



🦔
🦔
  わーちんっちゃ 、
こうしていつもサボってるわけ? ㅋ
🦔
🦔
  悪いやつだわほんと  ㅋㅋ  



🐯
🐯
  腹が減っては戦ができぬって  
言うじゃないですか 〜 !
🐯
🐯
  ひょんは頭がかたい!!
これも大事な大事な時間なの 〜 !



🤖
🤖
  …  ㅎ  先に手 、洗ってきなよ  



🐯
🐯
  そうするね  〜  ん  












          いつものように隣の町のチキン店で
どっさり買い込んできたらしい。


俺は色々と片付けなくちゃだから
先にヨシくんを手洗いに行かせた












🦔
🦔
  俺も手伝うわ  
… うわぁ、いいヤツ使ってんじゃん



🤖
🤖
  ひょんもいいヤツっすよね?  



🦔
🦔
  会社から配布されたヤツ使って  
いいヤツと思える?


🤖
🤖
  俺なら買い換えますね  



🦔
🦔
  だよなぁ  …  新しくしよっかな  











           ヒョンと雑談しながら片付けていると
iPhoneが急に電話を知らせてきた












🤖
🤖
  すんません、出ますね  













🤖
🤖
  どうしたの?  あなた  
🤖
🤖
  急なんてあなたらしくない ────  



⏳
  フーッ  …  フーッ  …  ゴホッゴホッ  …  
⏳
  ハァッ  …  ハァッ  …  help  …  たすけて  、



🤖
🤖
  ────── 今何処にいる?  



⏳
  いえにいる 、…  ㅠ  



🤖
🤖
  すぐ行くから  。大丈夫やで、
待ってて 、安静にしてて










           異常な声と 、混じる泣き声。


ただ事じゃないとすぐに判断して
そのまま、通話状態にしたまま部屋を
駆け出していた。










🦔
🦔
  ちょ 、さひっ  



🤖
🤖
  よしくんと食べててください  
🤖
🤖
  遅くなります、 後で連絡するんでっ  










             タクシー使って突っ走ってく


その間もずっと通話をし続け
「大丈夫やで」と声をかけ続けた


何故か空いていたあなたの部屋のドアを
荒っぽくあけ、リビングに向かうと
透明のコップと水が絨毯に投げ捨てられており
苦しむあなたがそばにいた。










🤖
🤖
  (  …  まさか 、毒? )  












            ひんやりと 、体が凍ってくのがわかった


冷や汗が垂れ、ゴクッと息を飲む
解毒剤なんてあるわけないけど
とりあえず棚を漁った


そのとき、ガチャと音を立てて
ドアが開いた。











🦇
🦇
  …  どうしたんですか?  あさひくん  
🦇
🦇
  お久しぶりですね  ──────────  



🤖
🤖
  解毒剤 、知らない?  
🤖
🤖
  あなた 、多分毒にやられてる  



🦇
🦇
  ぁあ  …  解毒剤  …  
🦇
🦇
  あなた倒れてるんですか?  



🤖
🤖
  そう、知らないのかって聞いてんだけど  



🦇
🦇
  それなら向こうの棚に隠して  
あったと思うんで
🦇
🦇
  取ってきますよ  



🤖
🤖
  ありがとう  













          「焦った顔」というのがソヒョンには
浮かばせてあった。


というのもさすが俳優。
ただし焦りも心配もしていないのが分かる。


怪しい、と思った。
解毒剤を持ってきたソヒョンから
その瓶を受け取って飲ませた結果
あなたはギリギリで助かった。


ソヒョンは救急車を呼ぶために
廊下に出ていったけれど
そのとき、俺は気づいたものがある。










🤖
🤖
  …  なんやこれ  









           前、ソヒョンと出会ったときに
肩からかけていたショルダーバッグ。


中にはあなたの通帳と、
毒物と思われる瓶が入っていた。










            あさひ  過去編            end        ────────







プリ小説オーディオドラマ