放課後
私は、授業も終わり星導くんを探そうかとも思ったが、本来の潜入調査の目的である謎の生体反応の正体を探るのが先だと判断し
1度家に帰宅し、星導くんのオトモの様子を確認してから
もう一度学校へ戻り、学校探索を実行した
教室には女子が3人ばかり談笑しているだけで
緋八くんやカゲツくんの姿は見えない
私たちは小柳くんの白狼の一族に代々伝わってきた術のひとつにより、学校内全ての人に元々いた人として認識されている。
だから私が初めて話したり会う人だって、相手からは私は1年の頃からの友達だと思われていたりする
ー帰り道にてー
流れるように赤城くんが私の手を掴み、自分の目元まで引き寄せる
その後もさりげなく手を繋ぎながら歩き続けるウェンくんに大人しくひかれながら、私は頭の中を別のことでいっぱいにして平静を装うのに必死なのであった。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。