この人はころん先生。
僕の担任であり
僕の初恋の人だ___
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いつものように僕はころん先生と話をしていた。
聞いた時はすごく意外だった。
ころん先生はすごく顔が整っている。
いわゆる
"人生勝ち組"
だ。
なんだ!僕にもまだ希望あるじゃん!
その時だった
ころん先生に好きな人!?
そっか!ころん先生に好きな人!!
幸せになって欲しいな……。
だけど
胸が痛い
そんな嬉しそうに言わないでよ……。
この感情はなんだ?
それは。
あなたです___
胸が痛い。
この好きの感情は僕の心に留めておこう。
ころん先生が幸せになれるように。
僕が報われることなんてないんだから。
大好き"でした"
ころん先生__。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!