あなたと出会ったのは小学校の入学式だった。
正直、あなたに惚れるのは一瞬で、まだ幼稚園を卒園したばかりの俺にはまだ分からない不思議な感情が俺の心を奪った。
そして、気づいた時にはもうあなたに声をかけていた。「あなたちゃんだよね!同じクラスだね!」
そしたらあなた、なんて言ったと思う?
「うん!そうだよ!ともだちになろ!」だってwww
これ以上俺を惚れさせてどうするんだよ
それから俺たちは毎年一緒に夏祭りにいって、毎日一緒に登校するようになった
それから少ししたら学校には転入生が来て、その子はあなたとめちゃめちゃ仲良くなった
この時だっけ女子にもヤキモチを妬いていたのは
まー今となっては仲良いんだけど
小3になった頃、学校では恋が流行ってて、あなたには好きな人いないのかな〜なんて思ったりもしたけどもし居たらショックだから、ずっと聞いていなかった
その時からかな〜あなたが2人で帰ろ!とか言ってくることが多くなったのは
でも最近俺モテ期らしくて、知らない女子がめちゃめちゃ話しかけてきて
あなたとあんまり長い時間一緒に入れない
あ〜あなたとずっと一緒にいたい
そんなのは無理ってわかってるんだけど。
この気持ち、あなたに分かるか?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!