第15話

第十三楽章
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2025/09/01 13:09 更新


スマホのタイマー音で目が覚めた

いつのまにか寝てしまったようで 、時刻は21時を示し胃は空腹を訴えている

青柳 (なまえ:下の名前)
青柳 あなたの下の名前
…… 下に何か取りに行くか …

青柳 (なまえ:下の名前)
青柳 あなたの下の名前
( しかし 、夢にしてはリアルすぎた )


先ほどの モノクロの不思議なセカイ

寝ていたようだから夢だと思ったが 、考え直せばあのセカイは現実に忠実すぎた


あそこに散らばっていた楽譜は 、自分が 、あの日 、最後に弾いた曲の楽譜だった

どういう原理であのようになっているのだろうか

青柳 (なまえ:下の名前)
青柳 あなたの下の名前
…… まぁ 、今気にすることではないか




青柳 (なまえ:下の名前)
青柳 あなたの下の名前
( あ 、)
?¿
あなたの下の名前 、まだ起きていたのか
青柳 (なまえ:下の名前)
青柳 あなたの下の名前
ッ … 父 、さん …
青柳 春道
この時間まで起きていて 、
何しているんだ


“ 父 ” の声が 、嫌いだ

そして 、久しぶりに聞いた

青柳 (なまえ:下の名前)
青柳 あなたの下の名前
少々 、勉強を
青柳 春道
… 私との  “ 約束 ”  は守れるな?
青柳 (なまえ:下の名前)
青柳 あなたの下の名前
… はい 、必ず …


青柳 (なまえ:下の名前)
青柳 あなたの下の名前
高校を卒業したら 、必ず  “ 戻ります ”  ので
青柳 (なまえ:下の名前)
青柳 あなたの下の名前
今は 、今だけは …っ

青柳 (なまえ:下の名前)
青柳 あなたの下の名前
「 自由にさせてほしい 」
青柳 春道
……

無言で “ 父 ” は自室へ去って行った 。そんなに今の言葉が気に食わなかったのだろうか


そして僕は 、この言葉を “ 他人 ” が聞いていたとは 思わなかった


冬弥
冬弥
…… 彰人に迷惑をかけたな …


セカイから帰ってきて直ぐに 、自室のベッドに突っ込んだ

ここ最近の疲労が一気に来た感じがして少し体が重い

冬弥
冬弥
はぁ …


いつもならこんなことはあまりない

幼い頃も今も 、兄のように体が悪い人ではない

兄の健康を自分が奪っていったようで 、幼い頃はずっと申し訳なく思っていた



?¿
今だけは ッ!
?¿
自由にさせてほしい ッ


冬弥
冬弥
、? 兄さん … ?


兄さんの声と 、誰かが歩いていく足音が一階で響いた

音の響き的に父の足音だろう

冬弥
冬弥
今は … 22時?


兄さんならこの時間はもう 、部屋に篭っているはず

それなのに 、1階で 父と喧嘩 しているなんて普通じゃ考えられない

冬弥
冬弥
… いや 、考えるのはやめよう

冬弥
冬弥
今はとにかく 、寝てしまいたい …




誰かいらっしゃいませんか

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