授業は2時間目に突入し、教科は国語だった
題材は「スイミー」だった
スイミーは簡単に言えば、
仲間の中で1匹だけ黒い魚がスイミー、
ただ、その仲間が途中で少し食べられてしまった、しかしその悲しみを乗り越え、生き残った仲間達とスイミーで大きな魚になる、という話であった
快斗がそうぼんやり考えている間にも、子供達はただ一生懸命に音読をしている
このスイミーという題材はまさしく、ここにいる3人の前の処遇に似ていた
快斗も充分心情的環境は最悪だった
味方がいるのといないのとでは状況の転がり具合が全く違う
いくら阿笠博士が武器を発明しても、組織には絶対に勝てないだろう、FBIや公安が動いているのにも関わらず、未だに組織については情報が少ない
スイミーの音読が終わり、快斗もこれ以上は今の現状をネガティブには考えたくないと思考を停止させた
何となく憂鬱な気分になり、気分転換がてらチラッと両隣見ると案の定、コナンは本を読み、哀はカリカリとノートを書いている
昨日別れてから連絡してない快斗の側近の寺井に、近況報告とある事を教えてもらう為に学校が終わったら連絡しようと何かを決意した顔で決めた
......
気が抜ける日直と子供達の挨拶は、2時間目が終わったという事を簡単に分からせてくれる
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切りマドレーヌ












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。