第22話

第15話
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2023/05/18 08:51 更新
授業は2時間目に突入し、教科は国語だった
子供
スイミーは、およいだぁ!くらい海のそこを!
題材は「スイミー」だった
快斗
(スイミー、ね)
スイミーは簡単に言えば、
仲間の中で1匹だけ黒い魚がスイミー、
ただ、その仲間が途中で少し食べられてしまった、しかしその悲しみを乗り越え、生き残った仲間達とスイミーで大きな魚になる、という話であった
快斗
(まだあんまり物事を知らない純粋な小学1年生じゃ、スイミーの話の意味はあんま分からねぇんだろうな)
快斗がそうぼんやり考えている間にも、子供達はただ一生懸命に音読をしている
子供
にげたのは!スイミーだけ!
快斗
(スイミーだけ......1匹だけ.....
前の俺もそんな感じだったな、隣にいるコナンも哀もそうだったんだよなぁ......)
このスイミーという題材はまさしく、ここにいる3人の前の処遇に似ていた
快斗
(コナンは毒薬のアポトキシン4869で初めての人間の被害者、哀が来るまでは対処法が見つからなかったし、哀はそのアポトキシン4869の開発者で、元黒ずくめの組織員な為命を追われているし、薬で幼児化してしまった)
快斗も充分心情的環境は最悪だった
子供
けれど!海には、すばらしいものが!いっぱいあった!
快斗
(だけどコナンには阿笠博士や親父さん哀、哀や俺も然りだ、意外と状況は最悪なのに味方はしっかりといる)
味方がいるのといないのとでは状況の転がり具合が全く違う
子供
スイミーは教えた! けっして! はなればなれにならないこと!
快斗
(ただ、単独行動をしようものなら、俺達はきっと組織の手によってこの世から消されちまう)
いくら阿笠博士が武器を発明しても、組織には絶対に勝てないだろう、FBIや公安が動いているのにも関わらず、未だに組織については情報が少ない
子供
「ぼくが!目に なろう!」
快斗
(まぁ、少なくとも俺は1人でも立ち向かうけど)
子供
みんなはおよぎ!大きな魚をおい出した!
小林先生
はい!皆よく読めましたね!
スイミーの音読が終わり、快斗もこれ以上は今の現状をネガティブには考えたくないと思考を停止させた
快斗
(皆、ね)
何となく憂鬱な気分になり、気分転換がてらチラッと両隣見ると案の定、コナンは本を読み、哀はカリカリとノートを書いている
快斗
(......寺井ちゃんに連絡してみっか)
昨日別れてから連絡してない快斗の側近の寺井に、近況報告とある事を教えてもらう為に学校が終わったら連絡しようと何かを決意した顔で決めた
......
子供
ちゅうもく!これで!にじかんめの!じゅぎょうをおわります!
子供達
おわぁります!
気が抜ける日直と子供達の挨拶は、2時間目が終わったという事を簡単に分からせてくれる
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切りマドレーヌ

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