あの日
シゲが事故にあって亡くなった時
あなたとシゲは一緒におった。
俺に宣言した通り
シゲはあなたと初めてデートした思い出の海に行って、そこでプロポーズしたらしい。
上機嫌なシゲがかけてきた、報告の電話
それがシゲと話した最後やった。
その数時間後、
俺は病院で変わり果てた姿のシゲを見てた。
海からの帰り道、シゲの運転する車に居眠りした対向車のトラックが突っ込んできた。
警察官が俺に事故の状況を伝えてくれた。
助手席のあなたを守ろうと、大きくハンドルをきった後があったらしく、
そのおかげであなたは軽い怪我ですみ、
代わりにシゲのいた運転席はトラックに押しつぶされ、
シゲは即死やった。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!