6月になるとあの時を思い出す。
高2になった僕ら。
「「「「「「「ニノ、お誕生日おめでとー!」」」」」」」
「いやー、良かった!今年は家で誕生日迎えられて!」
「ニノこれ食ってみ?」
「ニノちゃんこれも!」
「ちょ、あんま口に突っ込むなよ?噎せんぞ!」
「ニノこっちおいで、オイラからのプゼレント〜」
「プレゼントな?てか、大野フライングすんなよ!」
「かず、俺からのプレゼント!」
去年は病室で迎えた誕生日。
騒ぎすぎて発作は出るし看護師にはうるさいって注意されるしでハプニングだらけだった。
今年もそんなハプニングだらけの誕生日。
まーくんは僕の年齢間違えるし、リーダーはプレゼントフライングするし翔ちゃんは砂糖と塩間違えちゃうし…潤くんはなんか泣いてるし笑
斗真もヨコもヒナも色々とやらかしてるし笑
僕は6月が好き。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。