行かなきゃ
……いか、なきゃ…
耳元で悪魔が囁く。
冷たく、突き放すように続けて言葉を放つ悪魔に負けじと俺も言い返す。
ハハハ、と悪魔は乾いた笑いをこぼした。
……俺はこの悪魔のことを少し勘違いしていたかもしれない。
ただ冷たい奴だと思ってた。
悪魔なんて非情で、裏切って、力で支配して、欲がとにかく多くて大きい。
この悪魔は、人を信じれないだけなんだ。
信じたいと思っているのに、そう思う度に裏切られてきたんだ。
……可哀想だとは思わない。
ただ、そんな醜悪な姿を晒してきたやつらに哀れみの感情しかわかない。
やっぱこの悪魔さん、優しいんだな
あと2、3話くらいで完結です‼️












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。