ウィットネスのことを。
そう軽く呟いたあと、はー……と重いため息をつく。
ここにいる人が一言も発さないでいるのは、驚き、動揺…それから……
歓喜の気持ちでいっぱいだからだ。
そうイッテツがいい終わった時、後ろから土を踏む音が聞こえだした。
…足音的に、多分2人。
こんなところに来るのは、きっと記憶があるはずの人しかいないだろう。
____と、思いたかったのだが
どうやらその淡い期待は、直ぐに打ち砕かれてしまったみたいだ。
何故か躍起になっている2人を横目に、ショウはカゲツに着いていく。
……なにかまだ隠していることがあるのかもしれない。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!