はぁ、やっと着いた。
包帯のついた手を丸めて、ドアをノックした。
シーン( '-' )
あれ?いない…。
ふと気づくと、
古びたミニテーブルの上に置き手紙が置いてあった。
「あなたへ
おかえり。
私達は町の甘味処へ行って来ます。
良かったらこちらに来て話を聞かせ
てね。
お母さんより」
町の甘味処にて。
後ろに人…?
⁉︎あれは…。
ずっと死ぬ死ぬ発言していた蒲公英だ!
何で…?
やばいやばい、お母様達見てるよ…アセアセ
そこで、お母様がにっこり。
違うっ!
好きなわけあるかァァァァァァァァ‼︎
いつ言ったんじゃァ!そんな事ォォォ‼︎
あなた 大奮起
数分後。
結局一緒に団子を食べた。
お父様も任務で帰り、お母様はにこやかにこちら(蒲公英と私)を見ている。
おまけに蒲公英はデレデレとこちらを見つめている。
なんて最悪な状況…。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。