そらる side
朝の眩しい光で目が覚める。
「ん…っ…ふぁぁ」
まふに会うのがちょっと怖くて、でも、勇気を出してリビングのドアを開ける。
「ま、ふ、おはよ…?」
いつもなら
『おはようございます、そらるさん』
って笑いかけて髪を撫でてくれる君。
そんな君の姿はそこには無かった────
つうっと涙が頬を伝う。
まふまで、俺の前から居なくなるの?
もう俺のことなんて要らないの??
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『あの頃』の記憶が蘇る。
『うざいんだよ』
『こっちくんな』
黒い人影が周りを取り囲む。
そらる「だれ?やめてよ!!」
『誰もお前の事なんて────』
頭の中で『誰か』の声が聞こえる。
『あいつだって、居なかっただろ?』
そらる「やめて!!!!」
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まふに会いたくて。
違うって笑って欲しくて。
勘違いだって言って欲しくて。
夢中で走った。
「ま、ふっっ…っうぅっっぅぅっ」
涙が頬をつたう。
走って、走って、走って、走った。
どれだけ走ったのだろうか。
「!…ま、ふ?」
そこにあったのは。
うらたの家の前で楽しそうに笑うまふと、うらたの姿だった────
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更新がすごく遅くなってしまいすいません!!












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。