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第3話

第三話
そらる side


朝の眩しい光で目が覚める。


「ん…っ…ふぁぁ」


まふに会うのがちょっと怖くて、でも、勇気を出してリビングのドアを開ける。


「ま、ふ、おはよ…?」


いつもなら

『おはようございます、そらるさん』

って笑いかけて髪を撫でてくれる君。

そんな君の姿はそこには無かった────



つうっと涙が頬を伝う。

まふまで、俺の前から居なくなるの?

もう俺のことなんて要らないの??


――――――――――――――――――――――――――――

『あの頃』の記憶が蘇る。


『うざいんだよ』


『こっちくんな』


黒い人影が周りを取り囲む。


そらる「だれ?やめてよ!!」


『誰もお前の事なんて────』


頭の中で『誰か』の声が聞こえる。


『あいつだって、居なかっただろ?』


そらる「やめて!!!!」


――――――――――――――――――――――――――――――

まふに会いたくて。

違うって笑って欲しくて。

勘違いだって言って欲しくて。

夢中で走った。


「ま、ふっっ…っうぅっっぅぅっ」


涙が頬をつたう。

走って、走って、走って、走った。

どれだけ走ったのだろうか。


「!…ま、ふ?」


そこにあったのは。

うらたの家の前で楽しそうに笑うまふと、うらたの姿だった────

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更新がすごく遅くなってしまいすいません!!