第25話

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2025/11/24 15:24 更新

Seungmin side




ホテルに戻った僕らは、
最初こそみんなでブーブーとヌナに文句は言っていたけれど、同じホテルに泊まれる嬉しさからか
すぐにみんな上機嫌になった。


…みんな単純すぎだよ。



(なまえ)
あなた
こんな…大きな部屋泊まっていいの??


急遽ヌナのために予約した部屋。
マネヒョンとチャニヒョンから案内役を頼まれたのは僕だった。

SM
もちろん。
確かこっちが洗面所で、こっちが、


僕の後ろをちょこちょことついてくるヌナ。

初めてスウィートルームに泊まるってはしゃいでたのは数分前。
今じゃ興奮を抑えられない子供のよう。

(なまえ)
あなた
すごい!猫足のバスタブ、
憧れてたんだぁ…


大きな瞳をキラキラさせながら、僕に微笑む。

そっか、って僕が答えると、
ぷくっと頬を膨らませた。

(なまえ)
あなた
私より年下なのに、
大人な対応してない?!
SM
ふはっ、
だって…ヌナ子供みたいなんだもん。


笑う僕の胸をパシパシと叩いて、
笑うなって怒るヌナ。



さて。

バスルームでふざけるとどうなるか?



答えはこう。


(なまえ)
あなた
ふぇっ!?
SM
う、わ…まじかよ、


咄嗟についた手はシャワーの取手。

キュッと回って見事に2人に水がかぶる。

(なまえ)
あなた
きゃぁっ!!


ざぁぁ…


出てくる水、いやお湯からヌナを守ろうとしたけれど、2人ともびしゃびしゃで、

SM
ごめ、っ!!
(なまえ)
あなた
すん、ちゃ…!
止めて、止めて!!


焦りすぎてやっとの思いでシャワーを止める。

謝りたくて振り返ると、
それを後悔する光景が広がっていた。

(なまえ)
あなた
はぁ、…もぅ、びしゃびしゃだね?


へら、と笑ったヌナの姿は、
水の重みで下がった襟が胸元を広げていて、

黒いレースの下着が露わになっていた。

SM
ぁ…、ごめん、



咄嗟に目をそらしたけれど、
脳裏に焼きつくその姿に胸が熱くなる。

(なまえ)
あなた
あらら…
こっちこそごめんね。こんな姿見せちゃって…


傷つけたのだろうか

目を逸らしたことが間違いだったのか

でも、違うと否定をすると、
それもまたおかしくはないだろうか?

頭の中でぐるぐると思考を巡らせるけれど、いい答えは出ない。


僕のそばから離れようとする音が聞こえて、咄嗟にヌナの腕を掴んだ。


SM
違う、!
(なまえ)
あなた
っ、
SM
見たくないわけがない!
(なまえ)
あなた
へ?


じっと見つめるヌナの目は、
少し潤んでいるように見えた。

ポタポタと水が滴り落ちて、
僕らの足元に水溜りができていく。

SM
だって僕は、


これ以上言っていいのかな?

いや、

「いま言ったらおしまい」


そんなことはわかってる。


それに、
告白をするより前に、しっかり今日思った事伝えとかなきゃ。
じゃなきゃ意識さえしてもらえない気がするから。


(なまえ)
あなた
すんちゃん…?


ヌナの濡れた唇に目を落とす。

ずっとモヤモヤとしていた気持ちが
ぶわっと湧き起こる。

SM
……今日、嫉妬したんだ。
SM
別のアイドルのライブ行ってて、
楽しそうで、ソヌが好きって言ってて
(なまえ)
あなた
SM
ねえ…、
僕はソヌみたいに可愛くはない。
でも、ヌナをたくさん笑顔に出来るよ。
(なまえ)
あなた
っ、何言っ…



ちゅ、


(なまえ)
あなた
っ!?


ヌナの濡れた唇にキスをする。


僕の熱は伝わるだろうか。


唇を離すと、
耳も首も赤く染めたヌナが僕を驚いた顔で見ていた。



SM
僕を男として見てくれますように。
おまじない。


頬を染めて両手で口元を隠すヌナを横目に、バスタオルを取る。

ふわりとヌナにかけて、
ぎゅっとその上から抱きしめる。


SM
風邪ひかないように。
SM
夜ご飯はみんなで食べよう。


そっとおでこにキスをしたあと、

軽くフェイスタオルで自分の濡れた服や髪を拭いて、ヌナの部屋から出た。


じっとりと濡れた服。
口から心臓が出そうなほどバクバクと心音が鳴り響く。


やってしまった。


もう後戻りはできない。


SM
…ふぅ。
進むしかない、よね。



ぎゅっと拳を握りしめて、
自分の部屋へ足を早めた。







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