第26話

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2025/11/24 15:24 更新
I.N side





バタン…



ヌナの部屋から出てくるスンミニヒョン。


少し遠くからその姿を見ていた。
どことなくいつもと違う雰囲気で、
夕飯前にヌナを見に行こうとしていた足を止めた。


IN
なんか…
嫌な予感する。


呼び止める?

どうしよう。


そんなことを考えている間に、スンミニヒョンはエレベーターに乗って自室へ戻って行った。

少しモヤついた気持ちを胸に、
そっと足を進める。


ぴたりと止まったヌナの部屋の前。


ドキドキとうるさい心臓をぎゅっと抑え、
コンコンとノックをするとすぐに扉が開いた。


(なまえ)
あなた
ぁ…、
IN
ヌナ…!?
(なまえ)
あなた
いえな、どうしたの?

びっしょりと肌が透けるほど濡れた服や、頬に張り付いた髪の毛を見て、思わず声をあげる。


(なまえ)
あなた
あ、これは…、
間違ってシャワーをかぶっちゃって…


そんなことある!?


いくら冬じゃないからって、そんなんじゃ風邪をひいてしまう。

そう伝えると、俯いてぽそりと声を出した。

(なまえ)
あなた
ぅん、わかってる…
でも急に連れてこられたから着替えがなくて、バスローブでもいいんだけど…


ハッとした。

そうじゃん、ないじゃん。
ヌナ達着替えないじゃん。

IN
と、とりあえず!濡れた服は脱いで、ちゃんと拭いてください。替えの服持ってくるので、バスローブ羽織って待っててくれますか?


そう言うと、少し恥ずかしそうで気まずそうな顔のヌナが頷いた。


ヌナの部屋を出て、急いでグルチャにメッセージを入れる。


何やってるんだ僕らは。
ヌナを好きなだけで突っ走って、
困らせちゃダメじゃないか…

その一心でメッセージを打つ。

シャワーをかぶってしまったヌナの着替えについて話すと、ものの数秒でメッセージが届く。



IN
はぁ…、なるほどね。
BC
「着替えは、今マネヒョンとなこさんが取りに行っている最中。間に合わなかったか。ごめん」
LK
「服俺ので良ければ予備ある。」
FX
「僕もレディースサイズの服あるから持ってくよ!」


ピコンピコンと鳴るカトク。


我先にとたくさんのメッセージが届くけど、
「僕がもう渡しに来てます」と皆んなを止めた。

IN
ヌナ、部屋開けますよ。


ギィ…と鳴る部屋のドアを開けると、
すっかり髪を乾かしたヌナが、バスローブを着て僕を待っていた。

(なまえ)
あなた
イエナ、早かったね?


にこりと微笑むヌナを見て、
胸がドクンと高鳴ると同時に、密室で好きな人がバスローブを着ていることに今更実感する。

IN
あ、えと、これ僕の着替えで、
それとあの、えっと、


あたふたとする僕を見て、
ヌナは小さく笑った。

(なまえ)
あなた
ふふ、ありがとう。
急いで来てくれたんだよね?
IN
う…、はい。
それから、なこさんとマネヒョンが着替えを取りに行っているそうです。
(なまえ)
あなた
あ、そっか。
よかった…、じゃあそれまで洋服借りるね?


ギュッと胸に抱いた服は、
ヌナにはオーバーサイズの服達。

ドキリと心臓が鳴ると同時に、
思わず顔が赤くなる。

(なまえ)
あなた
…ぁ、でも下着履いてなくて、


そう言うと思ったから。


IN
はい。大丈夫ですよ。
バスローブのままより、服着た方がいいから。
気にしないで着てください。
(なまえ)
あなた
…ありがとうございます。


カッと赤くなるヌナに微笑むと、
深々とお辞儀をして足早に洗面所へ向かおうと走り出した。


丁度僕の横をすり抜けようとした時に、スリッパが抜けてしまって倒れそうになった。

(なまえ)
あなた
きゃぁっ!
IN
あっぶな、


咄嗟に抱き抱えるようにヌナを掴む。
(なまえ)
あなた
あ、、
びっくりし…


そして、ヌナが振り向くと同時に


唇が触れた。





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