〜はじめ視線〜
突然かかってきた電話。
誰かを期待していたのか、
掛けてきた人がだいちくんだと知って、少し気が沈んだ。
カチャ
いつもと雰囲気が違う。
いきなり問いをかけられて戸惑う俺。
でも、少しだげあなだの事だと思って期待した。
.
あなたの事で期待したって事がバレないように、もうちょっと話を変える。
珍しく、しつこく問いかけてくる。
怒っているのか?
早く答えた方が面倒なことにはならないか。
正直に言っちゃったな。
正直、おいらにしゃべりかけないでって言った時、自分のダメージが酷かった。
みんなに勘違いされていたんだろう。
おいらがあなたの事嫌いになったって。
ここで正直に言うしかない。
チャンスなんだ。
畑のメンバーのだいちくんとたなっち、そしてともたか、あと一人は…、
女性の声…?
もしかして、あなた!?!
ガチャ
たなっちに、あなたが゙花吐き病゙って言う奇病にかかったことを説明してくれた。
俺が心愛さんを庇わなければ、あなたと付き合えたんだなって今頃後悔してる。
カチャ
プルルルル
またかかってきた電話
たなっちがなんか言い忘れたのかな
カチャ
俺の心臓が何か、早く動いてる。
゙血が繋がっていない゙
ピーピー
電話が切れた音が静かな部屋に響く。
明日は、
どうすりゃいいんだよ。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。