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第41話

ひさしぶりのデート日和
山本恵里香
山本恵里香
(んーっと、んーっと……)

目的地に着いてから、俊らしき人を探す。

今日は休日なこともあって、
街はたくさんの人であふれていた。

山本恵里香
山本恵里香
(どこかな……??)

俊はどこにいても目立つから、
すぐに見つけられそうな感じだけど。

渡辺俊
渡辺俊
恵里香。
すると、後ろから
誰かに肩をとんと叩かれた。

聞きなれた声に反応して
すぐさまふり向くと、
私服姿の俊が立っている。

山本恵里香
山本恵里香
……カッコイイ!!
私服オシャレだねっ!?
渡辺俊
渡辺俊
いや……
会ったばかりでカッコイイは無いから。


俊が苦笑する。


俊の服装は、

あわい紺のシャツに黒のスキニ。
ボディバッグ。

首元にはシルバーネックレスと、
手首には腕時計をしている。


制服とは、また違う雰囲気で
いちだんとカッコ良さが増している。


全体的にはシンプルだけど、
アクセサリーをさり気なく合わせていて、
オシャレ感がただよいまくり。

どこかのモデルさんみたいだ。


いつも以上に輝かしい、
キラキラ王子様オーラの俊に、
周囲からの視線もすごかった。

とくに若い女性たちから。


俊の方を見ては、キャッキャッと
興奮気味に話している。

渡辺俊
渡辺俊
そういう恵里香こそ可愛いじゃん。
今時って感じ。
山本恵里香
山本恵里香
あっ……本当!?良かったーっ……

今、私が着ているお洋服は……

肩が出た白いレースの服に、
ピンク色の小花が可愛いらしい
スカートを一緒に合わせてみた。


俊がどんなのが好みなのか、
よく分からなかったこともあって。

完全に私好みで選んでみたから、
少し心配だったんだよね。


でも笑顔の俊にほめられた今、
すごくホッとしている。
渡辺俊
渡辺俊
そういう恵里香も僕は好きだな。
山本恵里香
山本恵里香
えへへ、ありがとう
渡辺俊
渡辺俊
じゃあ、行こうか。
山本恵里香
山本恵里香
うんっ!!

手をぎゅっとつなぎながら、
街を歩き出した。

こうして2人で手をつなぎながら、
デートをするのは久しぶりだなぁ。


高校生活が始まって、
なかなかゆっくりもできなかったし。

本当にここ数ヶ月、
色々とありました……。


頭の中で思い返していると、
となりの俊に目を向けられる。

渡辺俊
渡辺俊
どこか行きたいとこある?
山本恵里香
山本恵里香
ん~、俊が連れて行ってくれるなら
どこでも行きたいなっ!!

好きな人が行きたい場所に、
私も行きたいんだ。

なのに
渡辺俊
渡辺俊
ばか。
山本恵里香
山本恵里香
ふぇっ!?

俊が不満そうな顔をする。


……今、バカって言った!?

言ったよね!?
何でっ!?

渡辺俊
渡辺俊
僕は恵里香の行きたいとこに
連れて行ってあげたいの。
山本恵里香
山本恵里香
……へ??
私の行きたい、とこ??
渡辺俊
渡辺俊
そ、当たり前でしょ。
誰も僕が行きたいとこ行きたくないし。
山本恵里香
山本恵里香
ぜんぜんっ!!
むしろ私が行きた……


言葉の途中で、不自然なほどに
にっこりとほほ笑む俊。

でも笑顔なのに、
目がぜんぜん笑ってなくて、
こ、怖いです……。